一番奥の歯も、保険で白い被せ物ができるようになりました! ~PEEK冠のご紹介~
2023年12月13日
こんにちは!
渋谷区 恵比寿の歯医者、恵比寿歯科・歯科矯正の院長/歯科医師の近藤です。
今日は、今年2023年12月より保険適応になりました、CAD/CAM冠(白い被せ物)の一種、PEEK冠についてご紹介いたします。
CAD/CAM冠は以前から保険適応されており、保険の範囲内で入れられる白い被せ物として、歯科業界人でなくとも詳しい方にはよく知られています。
しかし、「前から6番目の歯に装着する場合で、かつ、奥歯が揃っていること」もしくは「金属アレルギーの診断書があること」など、と細かく条件が定められており、条件に合致しない場合は、諦めて銀歯にするか保険適応外のセラミック系の白い被せ物にするしか選択肢がありませんでした。
今回、新たに保険適応になったPEEK冠は、上記の様な細かい規定は無く、制度上は全ての奥歯に装着できます。
※残存している歯質が極端に少なかったり、かみ合わせが深いなど、歯科医師の判断で適応できない場合はあります。
全ての歯に保険適応で白い被せ物を製作できるようになった、という点では、日本の歯科保険診療制度の大きな一歩と言えるでしょう。
そもそも、PEEKとは、ポリエーテルエーテルケトンの頭文字から取った略称で、有り体に言ってしまえば、プラスチックの一種です。
この材質の🙆♂メリットは
・白色で従来の銀歯と比較すると自然な風合いに仕上がる。
・生体安全性が高い(毒性がかなり低い)。
・高強度で従来のCAD/CAM冠のような割れるリスクが少ない。
・3割負担の場合で、被せ物の費用は3600円と安価である。(別途、初・再診料、虫歯処置、形成型取りの費用は発生します)
などがあります。
🙅デメリットは、
・光の透過性が無く、セラミック等と比較するとのっぺりと単調な色調になる。
・将来的に変質、変色、脱離する可能性がある。
・金歯銀歯やジルコニアと比較すると、強度は落ちる。
などが挙げられます。
PEEK冠について要約いたしますと、とりあえず保険の範囲内で、一番奥の歯にも費用を抑えて白い被せ物が装着できるようになった!ということです。
しかし、材料の性質上、デメリットも多いので、予算が許すのであればセラミックやジルコニアの被せ物をおすすめする事は多くなりそうです。
どの被せ物にするか迷っている方、決めかねている方、情報収集していてこのページにたどり着いた方、是非とも一度当院にご相談ください。
担当医が、わかりやすく平易な言葉でしっかりと説明いたします。お気軽にお問い合わせください。
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