前歯だけのマウスピース矯正はできる?部分矯正の特徴と期間について解説
2025年8月21日
▼目次
1. 前歯だけマウスピース矯正はどんな人に向いている?
2. 前歯だけのマウスピース矯正の特徴とは?期間はどれくらい?
3. 前歯のマウスピース矯正中の生活と注意したいこと
4. 恵比寿の歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科のマウスピース矯正
「前歯の並びが気になるけど、全部の歯を矯正するのはちょっと…」そんな悩みを抱える方に選ばれやすいのが、前歯だけに限定したマウスピース矯正です。前歯だけの部分矯正であれば、短期間かつ費用を抑えて矯正治療を行える可能性があります。ただし、全体矯正と比べて治療の適応範囲や注意点もあります。今回は、前歯だけのマウスピース矯正はどんな人に向いているのか、特徴や治療期間、さらに注意点について解説します。
1. 前歯だけマウスピース矯正はどんな人に向いている?
前歯だけのマウスピース矯正は「部分矯正」に分類され、歯列全体ではなく前歯の並びをピンポイントで整える治療方法です。全体矯正に比べて手軽に感じる一方、適応できるケースには限りがある点に注意が必要です。以下に、前歯だけのマウスピース矯正が向いている人の特徴について説明します。
①前歯の軽度な歪みが気になる方
前歯だけのマウスピース矯正は、主に軽度~中等度の歯列の乱れに対応できる可能性があります。例えば、前歯のねじれや隙間、軽い重なりなどが当てはまるケースが多いようです。
➁過去に矯正をしていて、前歯のみ後戻りした方
以前矯正治療を受けたものの、保定装置の使用が不十分で前歯だけが元の位置に戻ってしまった方にも、適している場合があります。
➂短期間で見た目を整えたい方
結婚式や就職活動など、イベントに向けて前歯の見た目を整えたいという要望に対応できる場合があります。ただし、無理なスケジュールでは計画通りに進まないこともあります。
④奥歯や噛み合わせに問題がない方
部分矯正は前歯だけを動かすため、奥歯の噛み合わせに問題がある方や歯並び全体に乱れがある方には適していない可能性があります。
⑤マウスピースを継続して装着できる方
マウスピース矯正は1日20時間以上の装着が基本です。継続して装着できるかどうかが、治療の結果に影響を及ぼす可能性があります。
部分矯正はあくまで「部分的な改善」であることを理解し、適応かどうかは歯科医師による診断が必要です。
2. 前歯だけのマウスピース矯正の特徴とは?期間はどれくらい?
部分矯正と全体矯正では、異なる特徴があります。以下に、前歯だけのマウスピース矯正の特徴と治療期間の目安について解説します。
①治療期間は比較的短め
一般的には3か月~1年程度で治療が終了するケースが多く、歯並びの状態によってはさらに短期間で終了することもあります。
②費用を抑えやすい傾向がある
治療対象が限られているため、全体矯正に比べて費用が抑えられる可能性があります。ただし、使用するマウスピースの種類や治療計画によって金額には幅があります。
③歯への負担が比較的少ない場合も
部分的に歯を動かすため、全体矯正よりも歯や歯ぐきへの負担が軽くなることがあります。ただし、歯の動きに伴って痛みや違和感が出ることもあります。
④治療後の保定が重要
矯正後には、歯の位置を安定させるためのリテーナー(保定装置)を装着する必要があります。これを怠ると、歯並びが元に戻ってしまう可能性があります。
⑤全体の噛み合わせには影響しにくい
前歯のみを動かす治療では、奥歯の噛み合わせや顎の位置の調整は行えません。そのため、全体のバランスに問題がある場合は、全体矯正が必要になることもあります。
このように、比較的短期間・抑えた費用で治療ができる一方で、対応できる範囲には限りがあるため、治療前にしっかりと検査を行い、歯科医師から十分な説明を受けることが大切です。
3. 前歯のマウスピース矯正中の生活と注意したいこと
前歯だけのマウスピース矯正であっても、日常生活に影響が出ることがあります。治療中の生活で気をつけたい点や工夫を知っておくことで、トラブルの予防につながるかもしれません。以下に、前歯のマウスピース矯正中の注意点について解説します。
①装着時間を守ることが重要
マウスピースは1日20時間以上の装着が必要です。装着時間が不足すると、予定通りに歯が動かず、治療期間が延びる原因になることがあります。食事や歯磨きの時間以外は、できる限り装着しておくことが重要です。
➁食事のたびに取り外す必要がある
マウスピースは食事中には外す必要があります。装着したまま食事をすると、マウスピースの変形や破損、着色の原因になる場合があります。また、食後には歯磨きをしてから再装着することが求められます。
➂清掃と衛生管理を徹底する
マウスピースは毎日清潔に保つ必要があります。専用の洗浄剤を使用するほか、ぬるま湯と歯ブラシで優しく洗浄することが推奨されます。
④装着初期は違和感や痛みが出ることもある
歯が動く過程で一時的に痛みや圧迫感を感じることがあります。通常は数日以内に慣れることがほとんどですが、強い痛みが続く場合は歯科医師に相談しましょう。
⑤マウスピースの紛失や破損に注意
持ち運びの際には専用ケースに入れ、紛失や破損を防ぐようにしましょう。もし破損した場合は自己判断で使用を続けず、必ず歯科医院に連絡してください。
日常生活の中で意識的に習慣を変えることで、治療を計画通りに進めることが期待できます。
4. 恵比寿の歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科のマウスピース矯正
「目立つ矯正はイヤ…」「矯正って痛そう」「通院のたびにワイヤーを調整するのは不安」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
恵比寿にある歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科では、患者さんのライフスタイルに合わせた矯正歯科治療を行っています。
当院では、透明なマウスピースを使った「インビザライン矯正」を取り扱っています。
≪インビザライン(マウスピース型矯正装置)≫
「インビザライン」は、透明なマウスピースを使って歯並びを整えていく矯正方法です。
目立ちにくく、周囲に気づかれにくいのが特徴で、装置は取り外しも可能なため、食事や歯磨きも普段通り行えます。
納得して治療に進めるよう、治療前にはシミュレーションを行い、どのように歯が動いていくかを事前に確認できます。
また、ご希望の方にインビザライン矯正治療をスムーズに進めるための無料アプリ「My invisalign」をご提供しています。
「My invisalign」はアライナーの交換タイミングをお知らせ機能やアライナーの装着時間を記録、治療経過の記録や写真保存できるinvisalignの公式アプリです。
お家にいる間もできる限り治療をサポートできる体制を整えています。
※「My invisalign」はグループ医院の中で恵比寿I’s歯科・矯正歯科のみ、ご相談いただいた場合にご提供しております。
≪再矯正や部分矯正にも対応≫
「昔矯正したけど、また歯がズレてきた」
「全体ではなく前歯だけ整えたい」
こうした“後戻り”や“部分的な矯正”にも対応しています。
当院では患者さんの状態に応じて、矯正治療プランをご提案しています。
≪矯正中のむし歯・歯周病にも対応可能≫
矯正治療中にむし歯や歯肉のトラブルが起きた場合も、当院ではそのまま診療が可能です。
総合歯科医院として、矯正と一般歯科を一つの医院で対応できる体制を整えています。
マウスピース矯正をご検討の方は、まずはお気軽にご相談ください。
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まとめ
前歯だけのマウスピース矯正は、見た目を改善したい方や短期間で整えたい方にとって有効な選択肢の一つです。軽度の歯並びの乱れや、過去に矯正をして歯並びが戻ってしまったケースに適しており、費用や期間を抑えられる点が特徴です。ただし、すべての方に適応できるわけではなく、噛み合わせや骨格の状態によっては全体矯正が必要な場合もあります。部分矯正を検討する際は、必ず歯科医師に相談し、適切な治療計画を立てることが重要です。
恵比寿周辺で前歯の歯並びにお悩みの方や、マウスピース矯正に興味がある方は恵比寿I’s歯科・矯正歯科までお問い合わせ下さい。
監修:恵比寿歯科・矯正歯科
院長 白石