当院の治療方針は
「歯の神経をできる限り残す」です
「神経を抜く」だけが選択肢ではない
歯にトラブルがあり、治療法としては「神経を抜くしかない」と言われることがあります。ここでの“神経”とは歯の神経のことで、歯の神経は歯に血液や栄養を送るという大切な役割をしています。
その神経を抜くということは、歯の健康状態に大きく影響してしまいます。栄養が行かなくなって、枯れ木のようにもろくなってしまうのです。
当院では他院で「神経を抜くしかない」と言われた状態でも、神経を残す方法を提案します。私たちの基本方針が「可能な限り、神経を残す」というものだからです。セカンドオピニオンとして、客観的な立場で、神経を残す治療法のアドバイスを行いますので、一度ご相談ください。
歯の神経を保つ重要性
歯の神経を保つことは、口腔健康と全身健康において、とても重要です。
感覚の維持
歯の神経があることで、歯の感覚が生まれます。神経があるからこそ、歯が痛みや刺激に反応し、異常を検知することができるのです。例えば、食事中に歯に何か挟まったり、冷たい熱い食べ物を食べたりした時、神経がなければその刺激を感じることができません。つまり、歯が破損したり、口の中の怪我を予防したりするのには、神経を保持することが大切です。
神経によって感覚を維持することで、快適な生活、また食事を楽しむことができます。
歯の健康と寿命に関わる
神経は歯の内部に血液や栄養を供給し、歯を健康に保つために必要です。つまり、歯の寿命を延ばす上でも非常に重要な要素。また、神経は歯髄とも呼ばれ、歯の中にある細菌や感染から歯を守る役割も担っています。
全身への影響
口腔健康は全身健康と密接に関係しており、歯の神経が感染や炎症によって損傷されると、これが全身の健康に悪影響を及ぼすことがあります。例えば、口内感染は心臓病や糖尿病などの慢性疾患と関連していることがあるなど。神経の健康を維持することは、全身の健康を支えることにもつながります。
神経を残す当院の治療・取り組み
当院では、神経を残すことが非常に重要だと考えるため、次のような治療、取り組みを行っています。
マイクロスコープによる精密治療
マイクロスコープとは、歯科用顕微鏡のことです。
神経が通っている「歯の根の内部」は非常に複雑で微細な構造を持っており、肉眼はもちろん、一般のルーペでは捉えることができません。これを適切に治療することは難しい課題でしたが、マイクロスコープを使用することで、小さな歯の内側をしっかり確認できるようになりました。これにより、治療の成功率を上げることができます。
神経を残す治療の流れ
当院の神経をできる限り残す歯科治療は、次のような流れで行われます。
STEP1 歯の状態を詳細に分析
治療の最初のステップは、歯の状態を詳細に分析することです。
マイクロスコープを駆使しながら、神経を残せるかどうか、しっかりと分析します。
STEP2 治療計画の提案
診断内容をもとに、患者さまにとって最適な治療法をご提案します。患者様のニーズはもちろん、歯の状態を考慮し、一人ひとりに合った計画を立てていきます。状況次第では、抜歯するしかない場合もありますが、患者様としっかり話し合い、双方納得する形での治療計画を立てます。
STEP3 治療
STEP4 治療後のフォローアップ
治療後も患者の歯の健康を維持するために万全のフォローアップを行います。神経を残した場合には、状態を確認しながら再発リスクを低減させるためのフォローも行います。定期的に検診へ通ってもらい、歯のクリーニングや再発していないかチェックします。
初診「個別」相談へのご案内
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。