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正しい舌の位置

2024年5月15日

こんにちは!
渋谷区 恵比寿の歯医者、恵比寿歯科・歯科矯正

歯科衛生士の小林です♪

最近では暖かくなる日も多くなってきて、桜の開花が待ち遠しいですね。

早くお花見にいきたいですっ♪

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さて、本日は舌の正しい位置についてお話します。

 

嚥下(飲み込むこと)や呼吸、発音などで大切な役割を持っている舌。

実は、舌には正しい置き場があることをご存知でしょうか?

 

◆正しい舌の位置は、上あごの前歯の後ろにある「スポット」と呼ばれる場所です。

 

 

「スポット」とは?

 

安静時や嚥下時に舌の先が触れる位置です。

ポコッとしたふくらみになっています。

舌が低い位置に下がった状態(低位舌)のまま放っておくと、さまざまな健康被害を及ぼすほか、歯並びにも悪影響が出ます。

お子様の場合は、活舌が悪くなったり不正咬合にもつながります。

日々の意識やトレーニングで正しい位置を覚えましょう。

 

 

お口の中は、バランスが大事!

 

歯並びは、舌が外側へ押す力、唇・頬が内側に押す力、上下の歯が噛みこむ力が大きく影響します。

正しい力のバランスを保ち、きれいな歯並びにするために健康なお口を維持しましょう。

 

 

舌の位置が正しくないと何が起こる?

舌を正しい位置にキープできないと舌の筋力は衰え、その結果、さまざまな悪影響を及ぼします。

 

 

詳しく見ていきましょう。

 

 

口呼吸になりやすい

 

舌の筋力が低下すると舌が重力に逆らえなくなり、口が開いた状態になりやすくなります。

その結果、口呼吸の傾向が強まり、呼吸と一緒に空気中に浮遊するウイルスや雑菌などを直接体内に取り込みやすくなってしまします。

 

食べる力が低下する

 

舌は食べるときの動きをスムーズにしてくれる役割があります。

噛んだ食べ物をひとまとめにし、食べ物を喉に押し込んで飲み込むのを手伝ってくれるのです。

舌の力が低下すると食が細くなり、食欲や体力の低下にも繋がります。

 

滑舌が悪くなる

 

アナウンサーやナレーターなど、喋りの仕事に就いている人たちは、滑舌のトレーニングを定期的に行っています。

彼らのように言葉をはっきりと強く発して人に聞き取ってもらえるようになるためには、滑舌練習による舌の筋力強化が必要不可欠です。

普通の生活を送るのにアナウンサー並みの滑舌強化は必要ないかもしれません。

しかし舌の筋力の衰えによって滑舌が著しく悪くなると、発音が聞き取りにくくなるので、周りとのコミュニケーションが難しくなってしまうことも考えられます。

 

歯並びが悪くなる

 

前歯をずっと押し続けるような舌癖があると、前歯は徐々に外に向かって動いてしまいます。

そのため開咬(奥歯が噛み合っていても、前歯が噛み合わず隙間ができる状態)になる可能性も高いでしょう。

 

 

歯列矯正の「後戻り」の原因になる

 

舌の悪い癖が原因で歯並びが悪くなった場合、歯列矯正を行っても、歯の移動するスピードが遅くなったりせっかく動いた歯の「後戻り」が見られることがあります。

舌で押す力が働き続ける限り、歯並びが乱れてしまう可能性があるからです。

 

顔の歪みやたるみが起こる

 

舌を正しい位置にキープできない原因の1つとして、舌周りの筋力が弱まっていることが挙げられます。

舌周りの筋力が弱ってしまうと顔の筋肉のバランスが崩れ、顔の歪みやたるみが起こることもあります。

 

舌が正しい位置になるとこんな効果が!

 

正しい舌の位置になると、さまざまなうれしい効果があります。

まず舌の位置をキープするために舌周りの筋肉を鍛えることで、首から上の多くの筋肉も同時に鍛えられます。

普段使わない筋肉がリフトアップされるので、表情が豊かになるケースも。

同時に顔周りの筋肉が鍛えられることで、小顔効果も期待できます。

特に首や顎がシャープになるため、たるみや二重顎に悩んでいる場合は舌を正しい位置に矯正することで改善されるかもしれません。

 

 

 

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矯正治療中の歯にはどんなことが起きている?

2024年5月10日

こんにちは!
渋谷区 恵比寿の歯医者、恵比寿歯科・歯科矯正

歯科衛生士の小林です♪

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本日は『矯正治療』についてお話したいと思います。

 

矯正治療中はどのようにして歯が動いていくのでしょうか?

 

現在矯正治療中の方も、これからお考えの方もぜひ参考にしてみてください!

 

〈矯正力による歯の移動〉

歯に矯正力が加わると、移動方向の歯頚部歯根膜が圧縮され、反対側は牽引されます。

前者を圧迫側といい、後者を牽引側といいます。

言葉が難しいので下の図を参考にしてください。

 

 

圧迫側では骨の吸収が起こり、牽引側では骨の添加が起こることで歯が徐々に移動します。

 

〈痛みについて〉

歯に矯正力が加わるとほとんどの患者さんは痛みを感じます。

歯に矯正力を加えた直後では、歯に負荷がかかっているのを感じる程度ですが、半日~1日経過した時点で継続的な痛みを感じるようになります。

これは、末梢組織において矯正力によって炎症のような反応が生じているためです。

歯の移動による痛みを抑制するために、非ステロイド性抗炎症薬(ロキソプロフェンなど)を用いることは有効です。

矯正治療によって生じる痛みは、治療開始時期には最も著しいものの、治療の回数を経るにしたがって徐々に感じにくくなるという特徴があります。

また痛みの感じ方は個人差があります。

 

〈最適な矯正力と歯の移動速度〉

最適な矯正力とは、歯の移動を生じさせる際に治療目標に沿った歯の移動速度が最大であり、かつ歯周組織への為害作用が可及的に少ない力のことを言います。

 

 

最適な矯正力が加わると歯の移動速度は最大となります。

最適な矯正力は、それぞれの歯の歯根表面積によって異なり、歯根表面積が小さいほど弱い力で歯の移動が可能となります。

この個々の歯に対する最適な矯正力の違い(差動矯正力)を利用し、固定歯としたり移動歯としたりします。

 

一方、生理的限界を超えた過度な矯正力が加えられると、効果的な歯の移動が抑制されるだけでなく、重度の歯根吸収を生じる可能性が高くなります。

 

〈歯の移動様相〉

歯の移動様相は、歯根膜組織の経時的な反応性と密接に関わってきます。

矯正装置を調整する際には、3週間の間隔よりも頻繁に活性化を行ってはならないことが知られています。

そのため臨床では1か月に1回の来院が一般的です。

 

 

移動の停滞は10~14日くらいであるといわれています。

 

〈歯の移動様式〉

傾斜移動

矯正力で歯軸が傾斜することをいいます。

近遠心的傾斜と唇(頬)舌的傾斜移動があります。

 

歯体移動

歯全体が平行に移動することをいいます。

 

挺出

歯軸に沿って歯冠方向に矯正力を加えると、歯は歯層内から伸び出てきます。

この移動のことを挺出といいます。

 

圧下

歯軸に沿って歯根方向へ矯正力を加えると、歯は歯槽内に押し込まれます。

この移動のことを圧下といいます。

 

回転

歯軸を中心に回転することです。

回転力を加えて歯を歯列弓上に正しく排列させます。

 

トルク

歯冠部に唇舌方向の回転力(モーメント)を加えると、歯根は唇舌方向に回転移動します。

この歯根の回転をトルクといいます。

 

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赤ちゃんの健康のために

2024年5月8日

こんにちは!
渋谷区 恵比寿の歯医者、恵比寿歯科・歯科矯正

歯科衛生士の小林です♪

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本日は妊娠中の口腔内の変化と気を付けることについてお話していきたいと思います。

 

〈妊娠中のお口の変化〉

妊娠中の口腔内は、生活習慣や体質の変化から通常よりもむし歯や歯周病になりやすくなります。

その理由としては以下のものが挙げられます。

 

①つわりによって歯磨きが難しくなるため、磨き残しが多くなる

 

②少しずつ何度も食事をするため、口の中で酸性状態が長く続き、むし歯ができやすくなる

 

③女性ホルモンが増加して、通常よりも歯肉に炎症が起こりやすく、「妊娠性歯周炎」を引き起こす

 

④唾液の性質が変化して、口の中がネバネバになり細菌が活動しやすくなる

 

妊娠中でもむし歯や歯周病の治療は可能です。

母親の口腔内を清潔にしておくことが、赤ちゃんにとって最も大切になります。

歯科医師による妊娠中の口腔内の健康チェックと、定期的な歯のクリーニングを受けましょう。

 

 

〈妊娠期の歯周病に要注意!〉

重度歯周病に罹患している妊婦さんは、歯周病原菌の影響で早産低体重児出産などの妊娠トラブルの危険性が高まることが知られています。

また、母子感染によって乳幼児へむし歯菌が移ってしまうことがあり、むし歯の多い母親の子どもは早くからむし歯になる危険性が高いといわれています。

 

 

〈母子感染を防ぐために気を付けたいことは?〉

口移しで食べ物を食べさせたり、大人が使った箸で赤ちゃんに食事させたりすると、ミュータンス菌などの細菌に感染しやすくなります。

 

生後1歳半~3歳がむし歯菌の住み着く時期といわれています。

 

口移しや食具の共有を控えることも大切ですが、それよりも保護者の口腔内を健康・清潔に保つことが重要です。

 

 

上のグラフは母親の口腔内の細菌数とその子どもがむし歯になる割合を示しています。

母親の口腔内の細菌数が多いと子どももむし歯に罹患する可能性が高くなるのが分かります。

 

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