赤ちゃんの歯医者デビューはいつから?早めに受診するメリット
2024年12月6日
▼目次
赤ちゃんの歯が生え始めると、むし歯や歯並びに関する心配も出てきます。早めの歯医者デビューが推奨されていますが、具体的にはいつから始めればいいのか、どのようなメリットがあるのかを気にされる方も多いでしょう。今回は、赤ちゃんが歯医者に通う適切な時期とそのメリット、受診の流れ、そして受診をスムーズに進めるためのコツについて解説します。
1. 赤ちゃんの歯医者デビューはいつから?
乳歯が生える前にも粘膜や顎や舌に気になるところがあれば生後間も無くてもご来院ください。
物心つく前から歯医者さんに通う習慣が当たり前になっている患者さんは、
デンタルIQが高く、年齢を重ねても素敵な笑顔で定期検診・メインテナンスに来院されます。
そのため歯科に対する知識や習慣から虫歯リスクが低く、治療が少ない状態で口腔内が綺麗に保つことができています。
特に口腔内に異常が見られない場合でも、3~4カ月に1回のペースで定期的に歯科医院を受診するのが理想的です。早めに口腔ケアの習慣を身につけることで、将来の歯の健康にもつながります。
2. 0歳から歯医者に通うメリット
0歳からの歯科受診には、赤ちゃんの口腔健康を守るためのさまざまなメリットがあります。
以下に、その主なメリットをご紹介します。
①むし歯予防ができる
赤ちゃんの歯医者デビューを早期に行うことで、むし歯予防に対する正しい知識が親御さんにも身につきます。むし歯リスクは乳歯が生え始めるころからあり、特に哺乳瓶でのミルクやジュースがむし歯の原因となる場合があるため、歯医者では正しい食べ物の与え方や歯磨き方法について丁寧な指導が受けられます。また、フッ素塗布などの予防処置も定期的に行うことで、リスクを減らすことができます。
②口腔内の成長を確認できる
歯の生え方や顎の成長は子どもによって異なり、成長に伴って歯並びの問題が発生する場合があります。赤ちゃんの頃から歯科医院に通うことで、歯並びや顎の異常を早期に発見できる可能性が高まります。歯科医師による定期的なチェックを受けることで、歯がきれいに並ぶためのスペースが確保されているか、また顎が正しく成長しているかを確認することができ、将来的な矯正治療の必要性も早期に把握できます。
③歯医者に慣れる
小さい頃から歯医者に通うことで、赤ちゃんは歯医者に対する恐怖心や不安を感じにくくなることが期待できます。初期の段階で歯医者に対する良いイメージを持つことができれば、定期的に通院する習慣が自然と身につき、成長してからも歯医者を避けることなく通えるようになります。
3. 赤ちゃんの歯科受診の流れ
赤ちゃんの初めての歯科受診で、どのようなことが行われるのか不安に感じる親御さんも多いでしょう。初診の流れを以下のポイントごとに解説します。
①受付と問診
初めての受診時には、保険証の提示と問診表の記入を行います。問診表には赤ちゃんの健康状態や歯磨きの習慣、食生活についての質問があり、これをもとに歯科医師が適切なアドバイスやケアを提供します。
②口腔内のチェック
歯科医師が赤ちゃんの歯の状態を確認し、歯茎や歯並びに異常がないかチェックします。この診察によって、今後の成長過程でのトラブルを未然に防ぐことができます。
③親御さんへのケア指導
歯科医師が歯磨きの方法やケア用品の選び方についてアドバイスします。さらに、食事の与え方やおやつのタイミングなどむし歯予防に役立つ知識も提供されることもあり、家庭でのケアがしやすくなるでしょう。
④予防処置(必要に応じて)
必要に応じて、フッ素塗布などの予防処置が行われることもあります。フッ素は歯のエナメル質を強化し、むし歯予防に効果的です。ただし、この処置は必須ではなく、親御さんと相談しながら進めていきます。
4. 初めての歯科受診を成功させるコツ
赤ちゃんが初めての歯科受診を楽しく、リラックスして受けられるように、親御さんができる工夫を紹介します。
①受診の時間帯を選ぶ
赤ちゃんは機嫌の良い時間帯やお昼寝のタイミングなどが決まっていることが多いです。歯科受診の予約をする際には、赤ちゃんが機嫌よく、リラックスしている時間を選ぶようにしましょう。特に朝やお昼寝の後など、体力が十分にある時間帯を選ぶことで、泣いたり不安になったりするのを防ぎやすくなります。
②お気に入りのアイテムを持参する
歯医者の待合室や診察室では、赤ちゃんが緊張したり、不安を感じたりすることがあります。そのため、お気に入りのぬいぐるみやおもちゃ、毛布などを持参すると、リラックスした状態を保ちやすくなるでしょう。
③事前に歯医者の雰囲気に慣れさせる
可能であれば、事前に歯科医院を訪れたり、診療室を見せたりすることで、場所への緊張を和らげることができます。受診前に「歯医者さんに行こうね」といった前向きな声かけをしておくことも効果的です。
④歯医者での受診をポジティブな体験にする
受診後に「よく頑張ったね!」と褒めてあげたり、ご褒美を用意したりすることで、次回も歯医者に行くのが楽しみになるでしょう。ポジティブな体験を増やすことが大切です。
⑤親御さんもリラックスする
赤ちゃんは親御さんの気持ちに敏感です。親御さんが不安な様子を見せると、赤ちゃんも緊張してしまいます。歯科医師やスタッフがしっかりとサポートしてくれるので、親御さんも安心してリラックスした状態で臨むことが大切です。
赤ちゃんの歯医者デビューは、早めに行うことでむし歯予防や口腔ケアの基礎が整い、成長に伴う口腔内の変化も確認できます。初めての受診を楽しく、安心して受けられるよう工夫することで、将来の歯科通いに対する不安を軽減し、健康な歯の土台作りが可能です。親御さんが積極的にサポートすることで、赤ちゃんの歯科習慣も自然と身につきやすくなります。
恵比寿歯科・矯正歯科では、0歳の子どもから歯の健康をサポートしています。お子さんの歯医者デビューは、恵比寿歯科・矯正歯科にお任せください。
監修:恵比寿歯科・矯正歯科
院長 中富