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子どもはむし歯になりやすい?その理由や放置するリスク、予防法について解説

2024年11月1日

▼目次

1. 子どもがむし歯になりやすい理由とは?

2. 子どものむし歯を放置するリスク

3. 子どもがむし歯になりやすい場所と歯磨きの方法

4. 日常でできる子どものむし歯の予防法

 
子どもの歯は大人に比べてむし歯になりやすいと言われています。
では、なぜ子どもの歯がむし歯になりやすいのか、そしてそのむし歯を放置した場合、どのようなリスクがあるのかをご存知でしょうか。
今回は、子どもがむし歯になりやすい理由や放置するリスク、さらにはむし歯予防のためにできる日常的な対策について解説します。
 

1. 子どもがむし歯になりやすい理由とは?

 
子どもがむし歯になりやすいと言われる主な理由を以下に詳しく解説します。
 

①歯のエナメル質が薄い

子どもの歯は大人の歯に比べてまだ成長段階にあり、歯の表面を覆うエナメル質が薄く柔らかい状態です。そのため、酸や細菌への抵抗力が弱く、一度むし歯になるとあっという間に進行してしまいます。
 

②歯磨きが十分にできていない

歯磨きが不十分なことで歯垢や歯石が口腔内に停滞すると、むし歯になりやすくなります。子どもは自分で十分に歯磨きをすることが難しく、特に奥歯や歯と歯の間など、見えにくい部分はむし歯ができやすい場所となります。
 

③間食する頻度が多い

子どもはお菓子やジュースを摂取する回数が多く、甘いものを好む傾向があります。これにより、口腔内が酸性の状態に長時間さらされることで、歯が酸によって徐々に溶かされてむし歯が進行してしまうことがあります。特に飴やガム、キャラメルのような粘着性のあるお菓子は注意が必要です。
 
 

2. 子どものむし歯を放置するリスク

 
子どものむし歯は自然には治ることはなく、放置しているとどんどん進行していきます。
子どものむし歯を放置するとどのようなリスクがあるか、以下に解説します。
 

①むし歯が急速に進行する

子どもの歯はエナメル質が薄いため、むし歯菌が簡単に歯の内部に浸透し、短期間で広がってしまいます。むし歯が進行すると歯の神経まで達し、激しい痛みを伴うこともあります。
 

②永久歯への影響がでる

むし歯が進行して乳歯が抜けたり、歯根にまで影響が及んだりすると、その下で成長している永久歯に悪影響を与えることがあります。乳歯は永久歯が正しい位置に生えるためのガイド役を果たしているため、子どものむし歯を放置すると、歯並びが悪くなる原因にもなります。
 

③口腔内の健康全体に悪影響

放置されたむし歯は、周囲の歯や歯ぐきに炎症を引き起こす可能性があり、歯肉炎のリスクも高まります。また、むし歯が原因で口腔内に細菌が増殖し、全身の健康に悪影響を与える可能性もあります。
 
もしむし歯ができてしまった場合、できるだけ早期に治療を行うことが重要です。軽度のむし歯であれば、フッ素塗布や歯のクリーニングで進行を食い止めることができます。また、治療が必要な場合でも、削って詰め物をするなどの簡単な処置で済むことがほとんどです。
 
 

3. 子どもがむし歯になりやすい場所と歯磨きの方法

 
子どもの歯の中で、特にむし歯になりやすい場所を解説します。
 

①奥歯の噛み合わせの部分

子どもの歯の中でも特にむし歯になりやすいのが、奥歯の噛み合わせ部分です。奥歯の溝やくぼみには食べ物のカスが溜まりやすく、歯ブラシが届きにくい場所でもあります。溝に汚れが停滞しているとむし歯の原因となるため、歯磨きの際には奥歯をしっかりと磨くことが必要です。
子どもの歯ブラシは、小さめのヘッドで柔らかい毛の歯ブラシを選び、奥まで届きやすいものを選びましょう。
 

②歯と歯の間

もう一つのむし歯ができやすい場所は、歯と歯の間です。歯の隙間は歯ブラシが届きにくく、歯垢がたまりやすい場所です。毎日の歯磨きとともに、デンタルフロスを使用することがおすすめです。
 
 

4. 日常でできる子どものむし歯の予防法

 
子どものむし歯を予防するためには、毎日のケアが重要です。歯磨きだけでなく、生活習慣全体を見直すことで、むし歯のリスクを大幅に減らすことができます。子どものむし歯の予防法を以下に詳しく紹介します。
 

①定期的なフッ素塗布

フッ素には歯の再石灰化を促進し、エナメル質を強化する効果があります。定期的に歯科医院でフッ素塗布を行うことで、むし歯になりにくい強い歯を作ることができます。また、歯磨き粉はフッ素配合のものを使うことも効果的です。
 

②保護者による仕上げ磨き

子どもだけの歯磨きでは磨き残しが多く、むし歯がリスクが高くなってしまいます。仕上げ磨きでは、汚れが溜まりやすい奥歯や歯と歯の間を重点的に磨きましょう。
 

③バランスの取れた食事

糖分を多く含む食べ物や飲み物はむし歯の原因となります。甘いお菓子やジュースなどの摂取を控え、バランスの取れた食事を心がけましょう。特にカルシウムやビタミンDは、歯や骨を強化する働きがあるため、小魚や、緑黄色野菜を積極的に摂取するようにしましょう
 

④間食の回数を減らす

食事をすると口腔内が中性から酸性に傾くため、間食の回数が多いと、長時間酸性の状態にさらされることになり、むし歯になりやすくなります。おやつの回数は1日1回に抑え、ダラダラ食べをしないように注意しましょう。糖分を含まない飲み物を選ぶこともむし歯予防に繋がります。お家にジュースなどの飲み物を置かないこともポイントです。
 

⑤定期検診の受診

子どもは、最低でも3ヶ月に1回程度の定期検診を受けることが大切です。早期発見と早期治療がむし歯の進行を防ぎ、子どもの歯を健康に保ちます。また、歯科医師や歯科衛生士が日常の歯磨き方法やケアについてアドバイスをしてくれるため、家庭での予防がより効果的になります。
 
エナメル質が未成熟な子どもはむし歯が進行しやすいため、日常生活でのケアや定期検診が重要です。もしむし歯ができてしまった場合は、早期発見・早期治療を心がけましょう。日々の歯磨きやフッ素塗布、正しい間食の取り方、そして歯科医院での定期検診を取り入れることで、子どもの歯の健康を守りましょう。
 
 

 

監修:恵比寿歯科・矯正歯科
院長 中富

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