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子どもの歯磨きはいつから?小児歯科で行う口腔ケア

2024年12月3日

▼目次

1. 子どもの口腔ケアはいつから始めるべき?

2. 自宅で行う子どもの口腔ケア方法

3. 小児歯科で歯磨き指導を受けるメリット

4. 子どもの仕上げ磨きのポイント

子どもの歯磨きは、成長に合わせてしっかり行う必要があります。歯が生え始めたばかりの頃から、将来の健康な歯を育むためのケアが求められます。歯磨きの習慣を早いうちから身につけることは、むし歯予防だけでなく、口腔全体の健康にも繋がります。今回は、子どもの口腔ケアをいつから始めるべきか、どのように進めていくべきか、小児歯科で行われるケア方法について詳しく解説します。

1. 子どもの口腔ケアはいつから始めるべき?

子どもの口腔ケアは、口の中を清潔に保ち、歯が生える準備として口に触れることから始めます。乳児期から口に触れる経験を持たせると、歯磨きへの抵抗感が減りスムーズに口腔ケアを始められます。

一般的には、生後6か月頃になると乳歯が生え始めます。このタイミングで歯磨きをスタートしましょう。初めは柔らかいガーゼや指歯ブラシを使い、歯や歯茎を優しく清潔にすることが重要です。

2. 自宅で行う子どもの口腔ケア方法

自宅での子どもの口腔ケアは、成長段階に合わせて柔軟に取り組むことが大切です。以下の方法を参考に、子どもが歯磨き習慣を身につけやすくなる工夫をしていきましょう。

①生後6か月から1歳頃まで

この時期は、乳歯が生え始める大切な時期です。最初の歯が生えたら、柔らかいガーゼやシリコン製の指歯ブラシを使い、1日に1回優しく磨きましょう。歯ブラシを使うことが難しい場合も、唇や歯茎に触れることで子どもが歯磨きに慣れていくようサポートしていきます。

②1歳から3歳頃まで

子どもが自分で歯ブラシを持てるようになったら、柔らかい毛の歯ブラシを使って歯磨きの練習を始めます。この時期は、保護者が仕上げ磨きを行うことが重要です。フッ素入りの歯磨き粉を少量使いながら、特に前歯や奥歯の噛み合わせの部分も丁寧に磨いてあげましょう。

③3歳以上

3歳以上になると、だんだんと自分で歯を磨く習慣を身につけられるようになります。しかし、まだ磨き残しが多い可能性もあるため、保護者の仕上げ磨きは引き続き欠かせません。

3. 小児歯科で歯磨き指導を受けるメリット

小児歯科では、子どもに合った口腔ケアの方法を指導してくれます。子どもの口腔ケアがさらに効果的に行えるようになるだけでなく、将来的なトラブル予防にも繋がります。

①専門的なアドバイスが受けられる

歯科医師や歯科衛生士が、年齢や歯の成長段階に合わせた最適なケア方法を教えてくれます。どのように磨けば歯垢を効果的に除去できるか、子どもが楽しく歯磨きに取り組めるコツなど、保護者だけではわかりにくい部分も細かくアドバイスを受けられるでしょう。

②適切な予防処置を受けることができる

小児歯科では、フッ素塗布などの予防処置も行っています。特に乳歯の段階で定期的にフッ素塗布を受けることで、むし歯のリスクを軽減でき、永久歯への移行をスムーズにします。

③子どもの歯医者嫌いを防ぐ

定期的に小児歯科に通うことで、歯医者に慣れることができ、歯科医院に対する恐怖心を抱きにくくなります。初めは歯磨き指導などのケアから通院を始めると、歯科医院を「怖い場所」ではなく「口の健康を守るための場所」と認識し、将来的な治療の際にも抵抗が少なくなることも期待できるでしょう。

④早期発見・早期治療

小児歯科に定期的に通うことで、むし歯や歯並びの異常などを早期に発見できる点もメリットです。小さな異常でも早期に対処することで、大がかりな治療を避けることができ、子どもの負担を軽減できます。また、歯並びに関しても専門的なアドバイスが受けられるため、矯正が必要な場合の移行もスムーズです。

4. 子どもの仕上げ磨きのポイント

仕上げ磨きは、子どもの歯をしっかりと清潔に保つために欠かせないケアのひとつです。小さな子どもは自分で丁寧に磨くことが難しいため、仕上げ磨きを行い磨き残しを防ぐことが重要です。以下のポイントを押さえ、効果的な仕上げ磨きを行いましょう。

①柔らかい歯ブラシを使用する

仕上げ磨きでは、子どものデリケートな歯と歯茎を傷つけないように、柔らかい毛の歯ブラシを選びましょう。子ども用の小さなヘッドの歯ブラシを使うことで、口の中で操作しやすくなり、奥歯までしっかりと届きます。また、歯磨きが楽しくなるように、キャラクターがデザインされた歯ブラシなど、子どもが好むものを用意するのもおすすめです。

②歯と歯茎の境目を意識して磨く

歯と歯茎の境目は、特に汚れがたまりやすい部分です。歯ブラシの毛先が歯と歯茎の境目にきちんと当たるよう、少し傾けて優しく磨きましょう。力を入れすぎると歯茎を傷つける可能性があるため、やさしい力で小刻みに動かすのがポイントです。

③噛み合わせ部分や奥歯も忘れずに

噛み合わせ部分や奥歯の磨き残しがあると、むし歯のリスクが高まります。特に奥歯は見えにくく磨きづらい場所なので、子どもが上を向いた状態で磨くと良いでしょう。また、鏡を使いながら仕上げ磨きを行うと、磨き残しを確認しやすくなります。

④短時間で楽しく

仕上げ磨きは、子どもにとって「楽しい時間」と感じられるように工夫すると、歯磨き習慣が身につきやすくなります。好きな音楽をかけたり、歌を歌いながら磨いたりして、歯磨きをポジティブな体験にするようにしましょう。また、時間が長すぎると子どもが嫌がることがあるため、短時間で終わらせるよう心がけます。

⑤毎日の習慣として定着させる

仕上げ磨きは毎日の習慣にすることが大切です。特に夜寝る前の歯磨きはむし歯予防に重要です。就寝前に家族で一緒に歯磨きタイムを設けるなど、日常の習慣として定着させていきましょう。

子どもの口腔ケアは、乳歯が生え始める前から考えることが大切です。家庭での口腔ケアと小児歯科での指導を組み合わせ、正しい歯磨き方法やむし歯予防を学ぶことで、子どもの歯の健康を守ることができます。
恵比寿歯科・矯正歯科では、専門的な知識と豊富な経験を活かし、0歳の子どもから歯の健康をサポートしています。
むし歯の治療や予防に関するご相談は、お気軽にお問合せください。

 

監修:恵比寿歯科・矯正歯科
院長 中富

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