その銀歯、大丈夫そうですか? 銀歯の交換のご提案
2024年1月16日
こんにちは!
渋谷区 恵比寿の歯医者、恵比寿歯科・歯科矯正の歯科医師の近藤です。
過去に虫歯の治療で、費用を重視して保険適応の銀歯を装着して使っていませんか?
その銀歯、もしかしたら、危ないかもしれません。
当院では、こんなポスターを診察室に掲示してます。
どうでしょうか?少し不安になりますよね?
保険銀歯の多くは、通称『金パラ』と呼ばれる合金で作成されています。
『金パラ』とは、正式には『歯科鋳造用12%金銀パラジウム合金』の略語です。
(さらに古い世代の物で、銀合金やアマルガムと呼ばれる金属で
作られた詰め物や被せ物もありますが、今回は割愛します。
気になる方は検索してみてください。)
こんな感じのパッケージで、歯科医院や歯科技工所向けに販売されています。
これの説明書を見てみると、メーカーによって若干の差異はあれど、
金:12%、パラジウム:20%、銀:49.95%、銅:14.4%
などと成分が記載されています。
今回問題視しているのは、Pd:パラジウムです。
金は比較的に生体に優しい金属と言われています。
銀、銅、そして特にパラジウムは、金属イオンの溶出しやすさから、
長期間触れていることによって、比較的に金属アレルギーを起こすことが多いです。
最近では、発ガンにも関与しているのでは、と議論されています。
また、銀歯は、食事などによって嚙む力が加わることで、金属疲労を起こし、少しずつ歪みます。
我々、歯科医師や歯科技工士は、詰め物や被せ物がしっかりと歯にフィットするように、
工夫をして処置や製作をしていますが、経年による歪みは、銀歯の材料特性上、避けられません。
こうしてすき間ができると、接着剤が剥がれてしまうことで、銀歯の内側が虫歯になったり、脱離したりします。
また、銀歯の内側の虫歯は、目視で確認できないことも多いので、発覚が遅れがちです。
銀歯が取れたら、中が黒くなっているようであれば、虫歯かもしれません。
こういった理由で、銀歯は見た目も悪いことだけでなく、耐久性も低く、人体にもあまり優しい材料ではないのです。
北欧やヨーロッパでは、新規での『金パラ』を使った治療を禁止している国もあります。
日本ではコストや健康保険の制度の都合で、いまだ頻用されていますが・・・
最近では、保険の範囲内でも、白い材料が使える範囲が広まっております。
過去のブログで紹介してます。
セラミック・ジルコニアなど、耐久性のある材料に交換することもできます。
一度、自分の口の中に銀色の歯がないか。チェックしてみてください。
虫歯になっていないかの確認、白い物へのやり替えなど、何でも相談に応じます。
是非ともお問い合わせ、ご予約くださいませ。
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