唾液で身体の状態がわかる?!
2025年2月9日
こんにちは!
渋谷区 恵比寿の歯医者、恵比寿歯科・歯科矯正の歯科医師の白石です。
「唾液検査」と聞いてわかる方、どのくらいいらっしゃるでしょうか?
まだまだ唾液検査については知られていないことが多いのが現状ですが、
実は唾液からわかることが非常に多く、健康状態を知ることができます。
最近では唾液からいろんな疾患リスクを評価するものまでも出てきました。
唾液は、約99%が水分ですが、そのほかにも様々な成分が含まれています。
1. 水分:口腔内を湿らせたり、食べ物を飲み込みやすくします。
口がカラカラに乾燥した状態だとご飯を美味しく食べることもできません。
2. 電解質:電解質とは、体内で「電気を通すことのできる」物質です。
体の中では「プラス」と「マイナス」の電気を持った粒(イオン)がとても重要な働きをしています。
筋肉を動かしたり、神経に情報を届ける働きをしたり。
口腔内では、唾液中にナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオンが
主に含まれており、pHを保つ働きをしています。
pHとは、口腔内がどれだけ酸性かアルカリ性かを示すのですが、普段は唾液によって中性に保たれています。
3. 酵素:消化酵素「唾液アミラーゼ」が含まれています。でんぷんを分解する働きがあります。
さらには脂肪を分解する「リパーゼ」も含まれます。
食べ物の消化のために欠かせません。
4. ムチン:粘液の成分で口腔内の粘り気を作り、口腔内を保護する働きをしています。
ここで言う「粘り気」とは、決して「口の中がネバネバする」と言ったネガティブなものではありません♪
5. 抗菌物質:「リゾチーム」「ラクトフェリン」「免疫グロブリンA」などの免疫物質が含まれ、
口腔内の細菌やウィルスを抑える働きをしています。
ケガをした時、「舐めなさい!」と言われたことはありませんか?
これは、唾液の抗菌作用を期待して昔から言い伝えられている知恵袋です^ ^
6. ビタミン:ビタミンB群(B1,B2,B6,B12)が微量含まれており、口腔内の健康に役立っていると言われています。
7. 尿素やアンモニア:体内の代謝によって生じるものですが、細菌の活動を抑えたり、唾液のpHを一定にする役割を
担っています。ただし過剰に溜まると「口臭」の原因になるので要注意!
バランスが大切です。
バランスを保つためには、規則正しい生活、運動、食生活や良質な睡眠が不可欠です。
唾液検査は、自分の口腔内をしっかりと「見える化」する一つのツールであり、
日々の食生活の取り方や健康管理のヒントになります。
当院でも唾液検査を行なっており、特に「むし歯」と「歯周病」に
注目した検査を行なっています。
私たちは患者様の唾液検査の結果を見ながら、治療計画を立て、その方に合った
方法をご提示しています。
唾液の定期チェックで健康チェックを!
自分の口に自信と安心を持つために、まずは知ることからはじめてみませんか?
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