親知らずを放置した場合にどうなってしまうのか?
2025年1月18日
こんにちは!
渋谷区 恵比寿の歯医者、恵比寿歯科・歯科矯正の歯科医師の小田倉です。
前回のブログでは親知らずについて、抜いた後のことなどをお話させていただきました。
今回は親知らずを放置した場合のリスクについてお話していきます!
親知らずは口の中の奥に生えていて、元々とても磨きにくいです。そのため、ケアが不十分になってしまうと親知らずやその周りの組織がバイ菌の温床となります。
親知らずが虫歯になると、1つ手前の歯にまでむし歯が広がってしまうことが多いです。そこから徐々に手前の歯もむし歯になっていきます。
さらに、親知らずはむし歯だけではなく歯周病にもなります。
特に、親知らずが横向きになっていたり、歯茎から少し顔を出していたりする状態などに多く見受けられます。
親知らずと手前の歯の段差が原因で深い歯周ポケットを作ってしまい、そこに菌が溜まり炎症を起こして痛くなります。
普段は痛みがなくても、体調不良や寝不足、免疫が下がっている時に急に腫れて痛みが起こる場合があります。
このようなリスクため、親知らずを抜いた方が良いというケースは多いです。
次に、親知らずを抜いた後の流れをお話しします。
【当日】
抜いた所は軽くゆすぐ程度にしておきましょう。他の歯はいつも通り磨いて構いません。
血が固まり、カサブタのようになって歯茎が治っていきます。再度出血しないよう、過度なうがいは控えてください。
【翌日以降】
翌日以降は通常のブラッシングをして構いません。
抜いた所に菌が溜まりすぎても治りが良くないので、優しくブラッシングしてください。
食べ物が詰まり気になるかもしれませんが、指などで触ると感染してしまうので控えてください。
【歯茎が治るまで】
抜いた直後は親知らずの部分に穴ができます。
個人差はありますが、1〜3ヶ月くらいでその穴は塞がります。
【穴が塞がった後】
意外と知られていませんが、抜歯後は、歯茎の治り方によって、歯周ポケットが残りやすいです。
ご自身では見えづらい場所のため、定期検診でチェックするようにしましょう。放置すると手前の歯の奥側が限局的に歯周病になってしまう恐れがあります。
抜いた後の流れは以上になります。理解して、安心して親知らずを抜いてもらえたらいいと思います。
また年齢が上がるにつれて周りの骨が硬くなり、歯が抜きにくくなるので、30代までに抜歯するのをおすすめします。
加えて、若い時の方が傷の回復も早いです。
お悩みの方はぜひお早めにご相談ください。
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