詰め物や被せ物が取れてしまったら…
2025年2月25日
こんにちは!
渋谷区 恵比寿の歯医者、恵比寿歯科・歯科矯正の歯科医師の小田倉です。
お食事中など急に詰め物が取れてしまったり、何度も付け直しても取れてしまった経験がある方いらっしゃいませんか?
今回は歯の詰め物はなぜ取れてしまうのか、原因や対策について詳しくお話ししていこうと思います。
【歯の詰め物・被せ物とは】
・詰め物
少し大きいむし歯や歯と歯が隣接した場所にできた小さなむし歯を削り、穴が開いた場所を補うためのものです。
これを歯科用語で「インレー」と呼びます。
・被せ物
むし歯の進行が大きく、歯の神経を取る処置を行ったり、虫歯が大きく歯質が失われた場所を補うものです。これは歯科用語で「クラウン」と呼びます。
【詰め物・被せ物が取れる原因】
①接着用セメントの劣化
詰め物・被せ物の装着に使用した接着用セメントは、経年的に劣化していきます。とくに、保険診療で使用する接着用セメントは比較的劣化しやすく、詰め物が外れる原因になりやすいです。
②詰め物・被せ物と歯の隙間にできてしまったむし歯
詰め物・被せ物と歯の間にむし歯ができると、歯質が溶かされ歯と詰め物・被せ物の間に隙間ができてしまいます。その結果、ぴったり適合しなくなり小さな衝撃などで外れてしまいます。
詰め物や被せ物を装着した歯は治療していない歯と比べると再びむし歯になるリスクが高くなります。そのため、適切なセルフケアの方法を身に付けなければまたむし歯ができてしまいます。
詰め物や被せ物を装着した後も定期的に検診やメインテナンスを受けることがとても大切です。定期検診でブラッシング指導を受け、正しいセルフケアの方法を身につけて、プラークのついていないきれいな状態を維持できるよう頑張りましょう。
③歯周病の進行
歯を支える骨や歯茎が歯周病の進行によって破壊されてしまうと歯がぐらついてしまいます。
歯自体がぐらつくと、詰め物や被せ物が外れやすくなります。
④歯ぎしり・食いしばりによる力
歯ぎしりや食いしばり、噛みしめといった習癖によって詰め物や被せ物が外れることもあります。また、強い咬合力(噛む力)によってせっかく作った詰め物や被せ物が欠けてしまったり、ヒビが入ったりすることもあるため要注意です。
歯ぎしり・食いしばりは歯茎に炎症をもたらすこともあるため、できる限り早期に改善しましょう。
手軽にできる対策としては、夜間就寝時にマウスピースをつけて歯が受ける衝撃を緩和させたり、日中は上の歯と下の歯が当たらないように意識することなどがあげられます。
上顎の正しいスポットに舌を置くと上と下の歯が接触しなくなります。
また、なかなか意識的にやめられなかったりマウスピースをつけると寝られないという方には、噛むために使う咬筋という筋肉の力を緩めてくれる『ボトックス注射』も当院では行っています。気になる方はお気軽にスタッフにお尋ね下さい。
【詰め物・被せ物が取れた際の注意点】
①取れた物を自分ではめ直さない
詰め物や被せ物が取れた歯がむし歯になっている場合や、詰め物自体が変形しているなど、さまざまな問題が発生していることが予想されます。自分でははめ直さないようにしましょう。
②取れたものは捨てない
取れてしまった詰め物や被せ物は、むし歯など問題がない場合は再度装着できる可能性があります。外れてしまった物はすぐに捨てるのではなく念の為保管して来院時に持ってきてください。
③早めに歯科医院へ受診する
詰め物や被せ物が取れた際、絶対に行ってはならないのが放置することです。取れてしまった以上、その状態がどうであっても放置して良いことはありません。もしかしたらもうすでにむし歯を発症しているかもしれません。“痛みがないので問題ない”と自分で判断するのではなく、早めに歯科医院を受診しましょう。
今回は『詰め物・被せ物が取れてしまう原因』についてお話ししました。他にも気になっていること、不安なことがあればお気軽にスタッフにお尋ね下さい!
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