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赤ちゃんの歯医者デビューはいつから?早めに受診するメリット

2024年12月6日

▼目次

1. 赤ちゃんの歯医者デビューはいつから?

2. 0歳から歯医者に通うメリット

3. 赤ちゃんの歯科受診の流れ

4. 初めての歯科受診を成功させるコツ

 
赤ちゃんの歯が生え始めると、むし歯や歯並びに関する心配も出てきます。早めの歯医者デビューが推奨されていますが、具体的にはいつから始めればいいのか、どのようなメリットがあるのかを気にされる方も多いでしょう。今回は、赤ちゃんが歯医者に通う適切な時期とそのメリット、受診の流れ、そして受診をスムーズに進めるためのコツについて解説します。
 

1. 赤ちゃんの歯医者デビューはいつから?

乳歯が生える前にも粘膜や顎や舌に気になるところがあれば生後間も無くてもご来院ください。
物心つく前から歯医者さんに通う習慣が当たり前になっている患者さんは、
デンタルIQが高く、年齢を重ねても素敵な笑顔で定期検診・メインテナンスに来院されます。
そのため歯科に対する知識や習慣から虫歯リスクが低く、治療が少ない状態で口腔内が綺麗に保つことができています。
 
特に口腔内に異常が見られない場合でも、3~4カ月に1回のペースで定期的に歯科医院を受診するのが理想的です。早めに口腔ケアの習慣を身につけることで、将来の歯の健康にもつながります。
 
 

2. 0歳から歯医者に通うメリット

0歳からの歯科受診には、赤ちゃんの口腔健康を守るためのさまざまなメリットがあります。
以下に、その主なメリットをご紹介します。
 

①むし歯予防ができる

赤ちゃんの歯医者デビューを早期に行うことで、むし歯予防に対する正しい知識が親御さんにも身につきます。むし歯リスクは乳歯が生え始めるころからあり、特に哺乳瓶でのミルクやジュースがむし歯の原因となる場合があるため、歯医者では正しい食べ物の与え方や歯磨き方法について丁寧な指導が受けられます。また、フッ素塗布などの予防処置も定期的に行うことで、リスクを減らすことができます。
 

②口腔内の成長を確認できる

歯の生え方や顎の成長は子どもによって異なり、成長に伴って歯並びの問題が発生する場合があります。赤ちゃんの頃から歯科医院に通うことで、歯並びや顎の異常を早期に発見できる可能性が高まります。歯科医師による定期的なチェックを受けることで、歯がきれいに並ぶためのスペースが確保されているか、また顎が正しく成長しているかを確認することができ、将来的な矯正治療の必要性も早期に把握できます。
 

③歯医者に慣れる

小さい頃から歯医者に通うことで、赤ちゃんは歯医者に対する恐怖心や不安を感じにくくなることが期待できます。初期の段階で歯医者に対する良いイメージを持つことができれば、定期的に通院する習慣が自然と身につき、成長してからも歯医者を避けることなく通えるようになります。
 

3. 赤ちゃんの歯科受診の流れ

赤ちゃんの初めての歯科受診で、どのようなことが行われるのか不安に感じる親御さんも多いでしょう。初診の流れを以下のポイントごとに解説します。
 

①受付と問診

初めての受診時には、保険証の提示と問診表の記入を行います。問診表には赤ちゃんの健康状態や歯磨きの習慣、食生活についての質問があり、これをもとに歯科医師が適切なアドバイスやケアを提供します。
 

②口腔内のチェック

歯科医師が赤ちゃんの歯の状態を確認し、歯茎や歯並びに異常がないかチェックします。この診察によって、今後の成長過程でのトラブルを未然に防ぐことができます。
 

③親御さんへのケア指導

歯科医師が歯磨きの方法やケア用品の選び方についてアドバイスします。さらに、食事の与え方やおやつのタイミングなどむし歯予防に役立つ知識も提供されることもあり、家庭でのケアがしやすくなるでしょう。
 

④予防処置(必要に応じて)

必要に応じて、フッ素塗布などの予防処置が行われることもあります。フッ素は歯のエナメル質を強化し、むし歯予防に効果的です。ただし、この処置は必須ではなく、親御さんと相談しながら進めていきます。
 
 

4. 初めての歯科受診を成功させるコツ

赤ちゃんが初めての歯科受診を楽しく、リラックスして受けられるように、親御さんができる工夫を紹介します。
 

①受診の時間帯を選ぶ

赤ちゃんは機嫌の良い時間帯やお昼寝のタイミングなどが決まっていることが多いです。歯科受診の予約をする際には、赤ちゃんが機嫌よく、リラックスしている時間を選ぶようにしましょう。特に朝やお昼寝の後など、体力が十分にある時間帯を選ぶことで、泣いたり不安になったりするのを防ぎやすくなります。
 

②お気に入りのアイテムを持参する

歯医者の待合室や診察室では、赤ちゃんが緊張したり、不安を感じたりすることがあります。そのため、お気に入りのぬいぐるみやおもちゃ、毛布などを持参すると、リラックスした状態を保ちやすくなるでしょう。
 

③事前に歯医者の雰囲気に慣れさせる

可能であれば、事前に歯科医院を訪れたり、診療室を見せたりすることで、場所への緊張を和らげることができます。受診前に「歯医者さんに行こうね」といった前向きな声かけをしておくことも効果的です。
 

④歯医者での受診をポジティブな体験にする

受診後に「よく頑張ったね!」と褒めてあげたり、ご褒美を用意したりすることで、次回も歯医者に行くのが楽しみになるでしょう。ポジティブな体験を増やすことが大切です。
 

⑤親御さんもリラックスする

赤ちゃんは親御さんの気持ちに敏感です。親御さんが不安な様子を見せると、赤ちゃんも緊張してしまいます。歯科医師やスタッフがしっかりとサポートしてくれるので、親御さんも安心してリラックスした状態で臨むことが大切です。
 
赤ちゃんの歯医者デビューは、早めに行うことでむし歯予防や口腔ケアの基礎が整い、成長に伴う口腔内の変化も確認できます。初めての受診を楽しく、安心して受けられるよう工夫することで、将来の歯科通いに対する不安を軽減し、健康な歯の土台作りが可能です。親御さんが積極的にサポートすることで、赤ちゃんの歯科習慣も自然と身につきやすくなります。
 
 
恵比寿歯科・矯正歯科では、0歳の子どもから歯の健康をサポートしています。お子さんの歯医者デビューは、恵比寿歯科・矯正歯科にお任せください。

 

監修:恵比寿歯科・矯正歯科
院長 中富

子どもの歯磨きはいつから?小児歯科で行う口腔ケア

2024年12月3日

▼目次

1. 子どもの口腔ケアはいつから始めるべき?

2. 自宅で行う子どもの口腔ケア方法

3. 小児歯科で歯磨き指導を受けるメリット

4. 子どもの仕上げ磨きのポイント

 
子どもの歯磨きは、成長に合わせてしっかり行う必要があります。歯が生え始めたばかりの頃から、将来の健康な歯を育むためのケアが求められます。歯磨きの習慣を早いうちから身につけることは、むし歯予防だけでなく、口腔全体の健康にも繋がります。今回は、子どもの口腔ケアをいつから始めるべきか、どのように進めていくべきか、小児歯科で行われるケア方法について詳しく解説します。
 

1. 子どもの口腔ケアはいつから始めるべき?

子どもの口腔ケアは、口の中を清潔に保ち、歯が生える準備として口に触れることから始めます。乳児期から口に触れる経験を持たせると、歯磨きへの抵抗感が減りスムーズに口腔ケアを始められます。
 
一般的には、生後6か月頃になると乳歯が生え始めます。このタイミングで歯磨きをスタートしましょう。初めは柔らかいガーゼや指歯ブラシを使い、歯や歯茎を優しく清潔にすることが重要です。
 
 

2. 自宅で行う子どもの口腔ケア方法

自宅での子どもの口腔ケアは、成長段階に合わせて柔軟に取り組むことが大切です。以下の方法を参考に、子どもが歯磨き習慣を身につけやすくなる工夫をしていきましょう。
 

①生後6か月から1歳頃まで

この時期は、乳歯が生え始める大切な時期です。最初の歯が生えたら、柔らかいガーゼやシリコン製の指歯ブラシを使い、1日に1回優しく磨きましょう。歯ブラシを使うことが難しい場合も、唇や歯茎に触れることで子どもが歯磨きに慣れていくようサポートしていきます。
 

②1歳から3歳頃まで

子どもが自分で歯ブラシを持てるようになったら、柔らかい毛の歯ブラシを使って歯磨きの練習を始めます。この時期は、保護者が仕上げ磨きを行うことが重要です。フッ素入りの歯磨き粉を少量使いながら、特に前歯や奥歯の噛み合わせの部分も丁寧に磨いてあげましょう。
 

③3歳以上

3歳以上になると、だんだんと自分で歯を磨く習慣を身につけられるようになります。しかし、まだ磨き残しが多い可能性もあるため、保護者の仕上げ磨きは引き続き欠かせません。
 
 

3. 小児歯科で歯磨き指導を受けるメリット

小児歯科では、子どもに合った口腔ケアの方法を指導してくれます。子どもの口腔ケアがさらに効果的に行えるようになるだけでなく、将来的なトラブル予防にも繋がります。
 

①専門的なアドバイスが受けられる

歯科医師や歯科衛生士が、年齢や歯の成長段階に合わせた最適なケア方法を教えてくれます。どのように磨けば歯垢を効果的に除去できるか、子どもが楽しく歯磨きに取り組めるコツなど、保護者だけではわかりにくい部分も細かくアドバイスを受けられるでしょう。
 

②適切な予防処置を受けることができる

小児歯科では、フッ素塗布などの予防処置も行っています。特に乳歯の段階で定期的にフッ素塗布を受けることで、むし歯のリスクを軽減でき、永久歯への移行をスムーズにします。
 

③子どもの歯医者嫌いを防ぐ

定期的に小児歯科に通うことで、歯医者に慣れることができ、歯科医院に対する恐怖心を抱きにくくなります。初めは歯磨き指導などのケアから通院を始めると、歯科医院を「怖い場所」ではなく「口の健康を守るための場所」と認識し、将来的な治療の際にも抵抗が少なくなることも期待できるでしょう。
 

④早期発見・早期治療

小児歯科に定期的に通うことで、むし歯や歯並びの異常などを早期に発見できる点もメリットです。小さな異常でも早期に対処することで、大がかりな治療を避けることができ、子どもの負担を軽減できます。また、歯並びに関しても専門的なアドバイスが受けられるため、矯正が必要な場合の移行もスムーズです。
 
 

4. 子どもの仕上げ磨きのポイント

仕上げ磨きは、子どもの歯をしっかりと清潔に保つために欠かせないケアのひとつです。小さな子どもは自分で丁寧に磨くことが難しいため、仕上げ磨きを行い磨き残しを防ぐことが重要です。以下のポイントを押さえ、効果的な仕上げ磨きを行いましょう。
 

①柔らかい歯ブラシを使用する

仕上げ磨きでは、子どものデリケートな歯と歯茎を傷つけないように、柔らかい毛の歯ブラシを選びましょう。子ども用の小さなヘッドの歯ブラシを使うことで、口の中で操作しやすくなり、奥歯までしっかりと届きます。また、歯磨きが楽しくなるように、キャラクターがデザインされた歯ブラシなど、子どもが好むものを用意するのもおすすめです。
 

②歯と歯茎の境目を意識して磨く

歯と歯茎の境目は、特に汚れがたまりやすい部分です。歯ブラシの毛先が歯と歯茎の境目にきちんと当たるよう、少し傾けて優しく磨きましょう。力を入れすぎると歯茎を傷つける可能性があるため、やさしい力で小刻みに動かすのがポイントです。
 

③噛み合わせ部分や奥歯も忘れずに

噛み合わせ部分や奥歯の磨き残しがあると、むし歯のリスクが高まります。特に奥歯は見えにくく磨きづらい場所なので、子どもが上を向いた状態で磨くと良いでしょう。また、鏡を使いながら仕上げ磨きを行うと、磨き残しを確認しやすくなります。
 

④短時間で楽しく

仕上げ磨きは、子どもにとって「楽しい時間」と感じられるように工夫すると、歯磨き習慣が身につきやすくなります。好きな音楽をかけたり、歌を歌いながら磨いたりして、歯磨きをポジティブな体験にするようにしましょう。また、時間が長すぎると子どもが嫌がることがあるため、短時間で終わらせるよう心がけます。
 

⑤毎日の習慣として定着させる

仕上げ磨きは毎日の習慣にすることが大切です。特に夜寝る前の歯磨きはむし歯予防に重要です。就寝前に家族で一緒に歯磨きタイムを設けるなど、日常の習慣として定着させていきましょう。
 
子どもの口腔ケアは、乳歯が生え始める前から考えることが大切です。家庭での口腔ケアと小児歯科での指導を組み合わせ、正しい歯磨き方法やむし歯予防を学ぶことで、子どもの歯の健康を守ることができます。
恵比寿歯科・矯正歯科では、専門的な知識と豊富な経験を活かし、0歳の子どもから歯の健康をサポートしています。
むし歯の治療や予防に関するご相談は、お気軽にお問合せください。
 
 

 

監修:恵比寿歯科・矯正歯科
院長 中富

子どもはむし歯になりやすい?その理由や放置するリスク、予防法について解説

2024年11月1日

▼目次

1. 子どもがむし歯になりやすい理由とは?

2. 子どものむし歯を放置するリスク

3. 子どもがむし歯になりやすい場所と歯磨きの方法

4. 日常でできる子どものむし歯の予防法

 
子どもの歯は大人に比べてむし歯になりやすいと言われています。
では、なぜ子どもの歯がむし歯になりやすいのか、そしてそのむし歯を放置した場合、どのようなリスクがあるのかをご存知でしょうか。
今回は、子どもがむし歯になりやすい理由や放置するリスク、さらにはむし歯予防のためにできる日常的な対策について解説します。
 

1. 子どもがむし歯になりやすい理由とは?

 
子どもがむし歯になりやすいと言われる主な理由を以下に詳しく解説します。
 

①歯のエナメル質が薄い

子どもの歯は大人の歯に比べてまだ成長段階にあり、歯の表面を覆うエナメル質が薄く柔らかい状態です。そのため、酸や細菌への抵抗力が弱く、一度むし歯になるとあっという間に進行してしまいます。
 

②歯磨きが十分にできていない

歯磨きが不十分なことで歯垢や歯石が口腔内に停滞すると、むし歯になりやすくなります。子どもは自分で十分に歯磨きをすることが難しく、特に奥歯や歯と歯の間など、見えにくい部分はむし歯ができやすい場所となります。
 

③間食する頻度が多い

子どもはお菓子やジュースを摂取する回数が多く、甘いものを好む傾向があります。これにより、口腔内が酸性の状態に長時間さらされることで、歯が酸によって徐々に溶かされてむし歯が進行してしまうことがあります。特に飴やガム、キャラメルのような粘着性のあるお菓子は注意が必要です。
 
 

2. 子どものむし歯を放置するリスク

 
子どものむし歯は自然には治ることはなく、放置しているとどんどん進行していきます。
子どものむし歯を放置するとどのようなリスクがあるか、以下に解説します。
 

①むし歯が急速に進行する

子どもの歯はエナメル質が薄いため、むし歯菌が簡単に歯の内部に浸透し、短期間で広がってしまいます。むし歯が進行すると歯の神経まで達し、激しい痛みを伴うこともあります。
 

②永久歯への影響がでる

むし歯が進行して乳歯が抜けたり、歯根にまで影響が及んだりすると、その下で成長している永久歯に悪影響を与えることがあります。乳歯は永久歯が正しい位置に生えるためのガイド役を果たしているため、子どものむし歯を放置すると、歯並びが悪くなる原因にもなります。
 

③口腔内の健康全体に悪影響

放置されたむし歯は、周囲の歯や歯ぐきに炎症を引き起こす可能性があり、歯肉炎のリスクも高まります。また、むし歯が原因で口腔内に細菌が増殖し、全身の健康に悪影響を与える可能性もあります。
 
もしむし歯ができてしまった場合、できるだけ早期に治療を行うことが重要です。軽度のむし歯であれば、フッ素塗布や歯のクリーニングで進行を食い止めることができます。また、治療が必要な場合でも、削って詰め物をするなどの簡単な処置で済むことがほとんどです。
 
 

3. 子どもがむし歯になりやすい場所と歯磨きの方法

 
子どもの歯の中で、特にむし歯になりやすい場所を解説します。
 

①奥歯の噛み合わせの部分

子どもの歯の中でも特にむし歯になりやすいのが、奥歯の噛み合わせ部分です。奥歯の溝やくぼみには食べ物のカスが溜まりやすく、歯ブラシが届きにくい場所でもあります。溝に汚れが停滞しているとむし歯の原因となるため、歯磨きの際には奥歯をしっかりと磨くことが必要です。
子どもの歯ブラシは、小さめのヘッドで柔らかい毛の歯ブラシを選び、奥まで届きやすいものを選びましょう。
 

②歯と歯の間

もう一つのむし歯ができやすい場所は、歯と歯の間です。歯の隙間は歯ブラシが届きにくく、歯垢がたまりやすい場所です。毎日の歯磨きとともに、デンタルフロスを使用することがおすすめです。
 
 

4. 日常でできる子どものむし歯の予防法

 
子どものむし歯を予防するためには、毎日のケアが重要です。歯磨きだけでなく、生活習慣全体を見直すことで、むし歯のリスクを大幅に減らすことができます。子どものむし歯の予防法を以下に詳しく紹介します。
 

①定期的なフッ素塗布

フッ素には歯の再石灰化を促進し、エナメル質を強化する効果があります。定期的に歯科医院でフッ素塗布を行うことで、むし歯になりにくい強い歯を作ることができます。また、歯磨き粉はフッ素配合のものを使うことも効果的です。
 

②保護者による仕上げ磨き

子どもだけの歯磨きでは磨き残しが多く、むし歯がリスクが高くなってしまいます。仕上げ磨きでは、汚れが溜まりやすい奥歯や歯と歯の間を重点的に磨きましょう。
 

③バランスの取れた食事

糖分を多く含む食べ物や飲み物はむし歯の原因となります。甘いお菓子やジュースなどの摂取を控え、バランスの取れた食事を心がけましょう。特にカルシウムやビタミンDは、歯や骨を強化する働きがあるため、小魚や、緑黄色野菜を積極的に摂取するようにしましょう
 

④間食の回数を減らす

食事をすると口腔内が中性から酸性に傾くため、間食の回数が多いと、長時間酸性の状態にさらされることになり、むし歯になりやすくなります。おやつの回数は1日1回に抑え、ダラダラ食べをしないように注意しましょう。糖分を含まない飲み物を選ぶこともむし歯予防に繋がります。お家にジュースなどの飲み物を置かないこともポイントです。
 

⑤定期検診の受診

子どもは、最低でも3ヶ月に1回程度の定期検診を受けることが大切です。早期発見と早期治療がむし歯の進行を防ぎ、子どもの歯を健康に保ちます。また、歯科医師や歯科衛生士が日常の歯磨き方法やケアについてアドバイスをしてくれるため、家庭での予防がより効果的になります。
 
エナメル質が未成熟な子どもはむし歯が進行しやすいため、日常生活でのケアや定期検診が重要です。もしむし歯ができてしまった場合は、早期発見・早期治療を心がけましょう。日々の歯磨きやフッ素塗布、正しい間食の取り方、そして歯科医院での定期検診を取り入れることで、子どもの歯の健康を守りましょう。
 
 

 

監修:恵比寿歯科・矯正歯科
院長 中富

こどもの歯並び ここを見る👀

2024年10月29日

こんにちは!
渋谷区 恵比寿の歯医者、恵比寿歯科・歯科矯正の歯科医師の白石です。

 

先日のブログでは反対咬合(反対の噛み合わせ)について書きましたが、
今回は保護者の方にぜひ

 

「子どもたちのお口の中でここを見ていただきたい!!」

 

についてお話ししていきます。

 

1 乳歯の数

 

〜2歳まで:0ー16本
3歳から6歳  :20本
6歳〜 :生え変わり開始!

 

 

2 歯と歯の間に隙間があるか

 

歯と歯の間に数ミリの隙間があるのが理想です。
最近のkidsたちには隙間がありません・・・
隙間がないと、将来の歯並びは↓こんなイメージになります。

顎ももちろん成長しますが、歯の大きさは永久歯の方が大きい!
隙間がないとスペース不足で並びません😭

歯の大きさと顎の大きさがマッチしていないお子さんがとても多い印象にあります。

 

 

3 舌の位置

 

ベロの位置は 「上あご」 です!
保護者のみさまもご確認を。

 

 

4 お口が閉じているか

 

お鼻に問題があって口呼吸になっている子、とても多いです。
習慣的に口が開いている状態があったら注意!

 

 

5 歯茎の色

 

茶色くなっていたら・・・・
口呼吸のサインです!

 

 

6 姿勢

 

猫背になってませんか?
姿勢と歯並び、とても深い関係があります。

 

 

7 笑顔の時の歯ぐきの見え方

 

ニコって笑った時に歯ぐきがたくさん見えるのは、成長の方向の修正が必要!
詳しくはまたの機会に。

 

 

まずは1−7個のチェック項目を確認してみてください☺︎
これらは全て歯医者さんで相談できます。

ご相談お待ちしています!

 

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恵比寿・代官山エリアで歯医者をお探しなら、医療法人社団 新心会の恵比寿歯科・矯正歯科へ
一般歯科、歯科口腔外科、矯正歯科、小児歯科、マウスピース矯正、ホワイトニング、インプラント、セラミック審美治療など何でも承ります。

医療法人社団 新心会
恵比寿歯科・矯正歯科
〒150-0021
東京都渋谷区恵比寿西1-10-10若葉西ビル3階
TEL:03-6277-5056
URL:https://www.ebisudc.com/
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子どものむし歯予防に!フッ素塗布の効果、安全性と始める時期について

2024年10月2日

▼目次

1. 子どもの歯に対するフッ素の3つの効果

2. 子どものフッ素塗布は何歳から始めるべき?

3. フッ素塗布は安全?フッ素に関する疑問

4. フッ素塗布の流れ

子どもの歯をむし歯から守るために、フッ化物(以下フッ素)塗布が効果的であることは広く知られています。
しかし「フッ素の安全性は大丈夫?」「フッ素塗布は何歳から始めるべき?」「フッ素塗布の頻度はどれくらい?」といった疑問を持つ親御さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、フッ素塗布の効果や安全性、フッ素塗布の流れについて詳しく解説します。

1. 子どもの歯に対するフッ素の3つの効果

フッ素にはむし歯を予防する効果がありますが、具体的にはどのような効果があるでしょうか?
ここでは、フッ素の3つの効果について詳しく解説します。

①酸に強くなる

フッ素の最も大きな効果の一つは、エナメル質を強化することです。エナメル質は歯の最外層にあり、歯を保護する役割を果たしていますが、むし歯菌が酸を生成すると、その酸によってエナメル質が溶かされてしまう可能性があります。
フッ素はエナメル質に浸透し、酸に対してより強い「フルオロアパタイト」と呼ばれるものを形成します。これにより、子どもの歯は酸に対して耐性を持ち、むし歯になりにくい状態を作り出します。

➁再石灰化の促進

子どもの歯は大人に比べてまだ成熟しておらず、酸によってエナメル質が溶けやすい傾向があります。しかし、フッ素は溶けかかったエナメル質の修復を助ける「再石灰化」のプロセスを促進します。
再石灰化とは、歯の表面に再びミネラルが取り込まれ、エナメル質が元の状態に戻ることを指します。フッ素がこのプロセスをサポートすることで、初期段階のむし歯が自然に修復される可能性があります。これにより、子どもの歯がむし歯から守られます。

➂むし歯菌の抑制

フッ素には、むし歯菌そのものの活動を抑える効果もあります。むし歯菌が酸を生成すること自体を抑制することで、歯が酸によってダメージを受けるリスクを減少させます。特に、定期的にフッ素塗布を行うことで、口腔内のむし歯菌の増殖を防ぎ、長期間にわたりむし歯予防に貢献します.

2. 子どものフッ素塗布は何歳から始めるべき?

では実際に何歳からフッ素塗布を始めるのが最適なのでしょうか?
ここでは、フッ素塗布の適切な開始時期とその理由について詳しく解説します。

適切な開始時期は乳歯が生え揃う1歳~1歳半頃

フッ素塗布を始める最適なタイミングは、乳歯が生え揃う1歳~1歳半頃がおすすめです。
生え始めの乳歯は、歯質が弱くむし歯リスクが高まる時期です。早い段階でフッ素塗布を行うことで、フッ素の効果を最大限に引き出すことができます。

フッ素を塗布する頻度は3ヶ月から6ヶ月に1回

子どものフッ素塗布は、3ヶ月から6ヶ月に1回のペースで行うことがおすすめです。
この頻度は、個々のむし歯リスクや歯の状態によって異なる場合もあります。
むし歯のリスクが高い場合は3ヶ月に1回の頻度でフッ素塗布を行うことがおすすめですが、むし歯のリスクが低い場合は半年に1回のフッ素塗布でも十分な効果を発揮します。

3. フッ素塗布は安全?フッ素に関する疑問

フッ素塗布の安全性について不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
ここでは、フッ素塗布に関する安全性について詳しく解説します。

フッ素塗布の安全性と適切な使用量

フッ素がむし歯予防に非常に効果的であることは、多くの研究で証明されています。歯科医院で行われるフッ素塗布は、専門の歯科医師や歯科衛生士が適切な濃度と量で行います。親御さんが懸念されるような「フッ素の身体への害」は、適切に管理された量であればほとんど心配ありません。
また、当院では、塗布量や濃度(ppm)は年齢(幼児なのか成人以降か)で使い分けています。

フッ素中毒とは?

フッ素中毒は、適量以上のフッ素を摂取したときに起こる可能性がありますが、正しい使用方法を守れば心配ありません。フッ素中毒には慢性フッ素中毒と急性フッ素中毒の2つのタイプがありますが、どちらも非常に稀なケースです。

慢性フッ素中毒

これは、長期間にわたって適量の2〜3倍のフッ素を摂取し続けた場合に発生します。低濃度のフッ素を含む洗口液や歯磨き剤、フッ素入りの水を誤って多量に摂取することが原因で、骨硬化症や歯に白斑が現れる「斑状歯(はんじょうし)」になることがあります。しかし、通常の使用範囲ではこのような症状が現れることはほとんどありません。

急性フッ素中毒

一度に大量のフッ素を摂取した場合に発生します。急性フッ素中毒の症状には、吐き気、嘔吐、下痢などが含まれます。この中毒の目安は、体重1kgあたり2mgのフッ素を一度に摂取した場合です。例えば、体重20kgの子どもが40mg以上のフッ素を一度に摂取した場合にリスクがありますが、通常の歯磨きや歯科医院でのフッ素塗布でこのような量を摂取することはありません。

4. フッ素塗布の流れ

恵比寿歯科・矯正歯科では、子どものむし歯予防のためのフッ素塗布を行っています。
ここでは、フッ素塗布の流れについて解説します。

①口腔内のチェック

フッ素塗布を行う前に、歯科医師や歯科衛生士が口腔内をチェックします。
むし歯の有無や汚れの状態を確認し、むし歯がある場合には、先に治療を行います。

②歯のクリーニング

フッ素塗布の効果を最大限に引き出すために、歯の表面を清潔にする必要があります。
専用の器具やブラシを使って、歯の表面に付着したプラーク(歯垢)や汚れを丁寧に取り除きます。

③フッ素の塗布

フッ素を歯の表面に塗布します。
余分なフッ素がある場合は、軽く拭き取ります。

フッ素塗布は、子どもの歯をむし歯から守るための効果的な方法です。
歯が生えてから定期的にフッ素塗布を行うことで、歯を強化し、酸から歯を守る重要な役割を果たします。
恵比寿歯科・矯正歯科では、専門的な知識と豊富な経験を活かし、0歳の子どもから歯の健康をサポートしています。
むし歯予防に関するご相談は、お気軽にお問合せください。

 

監修:恵比寿歯科・矯正歯科
院長 中富

子どもも歯周病になる?親が知っておくべき原因と予防法

2024年9月20日

▼目次

1. 子どもの歯周病の増加原因

2. 早期発見が鍵!子どもの歯周病のサイン

3. 子どもの歯周病を予防するポイント

こんにちは!
渋谷区 恵比寿の歯医者、恵比寿歯科・矯正歯科です。

今回は子どもの歯周病についてお話していきます。

実は、子どもも歯周病になることがあります。近年、子どもたちの間で歯肉炎(歯周病の始まりの症状)が増えているというデータも報告されています。歯周病と言えば多くの人が中高年の問題だと考えがちですが、実際には子どもたちにも十分な注意が必要です。

1. 子どもの歯周病の増加原因

歯周病には、歯ぐきが炎症をおこす「歯肉炎」と、それが進んで土台である歯周組織が破壊されてしまう「歯周炎」の2段階あります。磨き残し等による細菌の感染によって歯ぐきが赤く腫れたり、歯が抜け落ちたりする病気であるという事は以前にもお話しましたが(詳細はこちらの記事をご参照下さい)、なぜ子どもの歯周病が増えているのでしょうか?増えている原因は以下が考えられます。

①不適切な口腔ケア

多くの子どもは、歯磨きの習慣が十分に身についていない場合があります。また、歯磨きの際に十分な時間をかけず、磨き残しがあることが多いため、歯垢が溜まりやすくなり、それが歯周病の原因となります。

②食生活の変化

最近の食生活では、糖分の多い食べ物や飲み物の摂取が増えていることも歯周病の原因です。糖分が多いと歯垢の発生が促進され、歯周組織に悪影響を及ぼします。

③家庭での口腔ケア不足

子どもが自分で正しく歯磨きをできない場合、親のサポートが必要です。親が忙しく子どもの歯磨きにサポートできる時間が十分に取れない等で、家庭での口腔ケアが不十分になるとリスクが高まります。

④ライフスタイルの変化

子どもたちの生活習慣の変化、特に夜遅くまで起きていることや食事の後に歯を磨かないことが、歯周病の原因となることがあります。

⑤口呼吸

口呼吸が習慣化している子どもは、口内が乾燥しやすく、唾液の抗菌作用が減少するため、歯周病が進行しやすくなります。

これらの原因により、子どもの歯周病のリスクが増加しています。

2. 早期発見が鍵!子どもの歯周病のサイン

子どもの歯周病には、次の様な症状が見られます。将来の口腔内環境に大きな影響を及ぼす可能性があるため、早期に気づき、適切な対処をすることが重要です。子どもの歯周病のサインについて以下に説明します。

①歯茎の腫れや赤み

普段の色よりも明らかに腫れていたり、赤みを帯びていたりする場合、歯周病の初期症状かもしれません。特に食事やブラッシング時に痛がる場合は注意が必要です。

②歯茎からの出血

歯を磨くときや固い食べ物を噛むときに歯茎から血が出るのは、歯肉炎の兆候です。これを放置すると進行して歯周炎となる恐れがあります。

③口臭

口腔内の清潔を保っているにもかかわらず、口臭が強い場合、歯周病が疑われます。細菌が原因となることが多いので早めの対処が求められます。

④歯の動揺

固い食べ物を噛んだときや指で押したときに歯が揺れる場合、歯周病が進行している可能性があります。この段階で定期健診を受けることが非常に重要です。

3. 子どもの歯周病を予防するポイント

口腔内の健康は全身の健康に密接に関連しています。特に成長過程にある子どもにとって、健康管理の一環として、歯周病の予防は欠かせません。最後に予防方法を解説していきます。

①歯磨き習慣

基本的なことですが、毎日の歯磨きが重要です。子どもの歯周病の主な原因の一つは、歯磨きの習慣がまだしっかりと身についていないことです。子どもが自分で歯を磨く際、十分に時間をかけて全ての歯をきれいにすることは難しく、不十分な磨き残しが歯周病のリスクを高めます。特に、奥歯や歯と歯の間など、汚れがたまりやすい部分は注意が必要です。自分でうまく磨くことが難しいため、親が仕上げ磨きをする、磨き残しを確認してあげる等のサポートをすると良いでしょう。

➁食生活

食生活の改善も重要です。甘いお菓子や炭酸飲料といった高糖分の食品を頻繁に摂取する子どもは、むし歯や歯周病になりやすいです。糖分は口内の細菌にとってのエネルギー源となり、それが酸を作り出し、歯や歯肉を傷つけます。そのため、バランスの良い食事と適度な間食が重要です。砂糖を多く含む飲み物やお菓子の摂取を控え、代わりにカルシウムやビタミンが豊富なバランスのとれた食事を心がけましょう。

➂歯科医院での定期診察

両親や祖父母が歯周病を患っていた場合、子どももそのリスクが高くなることがあります。これは家庭内で共通の生活習慣や口腔環境が影響を与えている可能性があります。歯科医院の定期診察を受けることで、早期に問題を発見し、その時の症状に適したケアを行うことが可能になります。家庭でのケアだけでは不十分な部分を補う大切なステップです。

恵比寿歯科・矯正歯科では患者さんに適した歯ブラシのご案内や磨き方、歯間ブラシやデンタルフロスの使い方等もサポートいたします。ご自宅での磨き方に疑問や不安がある際はお気軽にご相談ください。

まとめ

歯周病の予防は、一日一日の積み重ねが大切です。子どもの将来のためにも、早い段階からしっかりと予防していきましょう。日頃から注意深く観察し、定期的に歯科医院で受診してくださいね。

お子さんとそのご家族の健康を守るために、恵比寿歯科・矯正歯科は全力でサポートいたします。定期検診や治療を通じて、皆さんの疑問や不安にお答えいたしますので是非お気軽にご相談ください。

 

監修:恵比寿歯科・矯正歯科
院長 中富

子どもの歯に白い模様が現れた? ホワイトスポットとエナメル質形成不全の原因と対策

2024年9月12日

▼目次

1. 子どもの歯の白い模様の正体とは?

2. 子どもの歯のホワイトスポット対策

3. ホワイトスポットの主な要因であるエナメル質形成不全とは?

4.エナメル質形成不全によるむし歯対策

 

1. 子どもの歯の白い模様の正体とは?

子どもの歯に白い斑点や線状の模様が見られることがあります。
子どもに限らずですが、この現象は「ホワイトスポット」と呼ばれ、目立って気にされる方も多いです。
そこで、以下にホワイトスポットの原因について説明します。

ホワイトスポットの原因①エナメル質形成不全

エナメル質形成不全とは、歯が形成される過程で何らかの問題が生じ、エナメル質が正常に形成されなかった場合に起こります。エナメル質形成不全により、歯の表面に白い斑点や模様が現れるだけでなく、黄色や茶色っぽくなることもあります。

ホワイトスポットの原因②むし歯の初期段階

むし歯の初期段階に、むし歯菌が作り出す酸によって歯のエナメル質が溶け始める「脱灰」という症状があります。脱灰を起こすと歯は光沢を失い、白く濁り始めます。これが初期のむし歯になり、徐々に穴が空いて黒くなってきたものが皆さんの知っているむし歯です。

ホワイトスポットの原因③フッ素の過剰摂取

フッ素はむし歯予防に有効ですが、生後6か月から5歳くらいの歯の生える時期に過剰のフッ素を摂取すると、エナメル質の形成に影響を及ぼし「フルオローシス」と呼ばれる白い斑点が現れることがあります。フッ素入りの歯磨き粉や飲料水に含まれるフッ素量を適切に管理することが重要です。

また、これらの原因以外にも、「外傷」や「感染症」が原因で白い模様が現れることもあります。外傷によって歯の成長が一時的に止まると、その部分が白くなったり、感染症が原因になったりとエナメル質に影響が出ることもあります。

子どもの歯の白い模様に気が付いた際には、適切な対処法を講じるため、歯科医院での診察を受けることが大切です。
恵比寿歯科・矯正歯科ではお子さんの健康な成長をサポートするための最善の治療を提供いたします。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

2. 子どもの歯のホワイトスポット対策

ホワイトスポットを見つけた場合、まず大切なのは早めに歯科医院で診察を受けることです。
子どもの歯に白い斑点が見られた際の対策法を解説します。

ホワイトスポットの対策法①フッ素塗布

フッ素はエナメル質の修復を助け、むし歯の予防にも有効です。定期的にフッ素を塗布することで、エナメル質の強化を目指します。

ホワイトスポットの対策法➁定期クリーニング

定期的に歯科医院でのクリーニングを受けることで、歯の表面を清潔に保ちます。これにより、ホワイトスポットの発生を防ぐことができます。

ホワイトスポットの対策法➂デンタルシーラント

エナメル質形成不全のある歯には、デンタルシーラントを施すことも考慮します。シーラントとは歯の表面を保護するためのコーティングで、むし歯を予防する効果があります。

ホワイトスポットの対策法④食生活の改善

栄養バランスのとれた食事は、歯の健康維持に直結します。特にカルシウムやビタミンDが豊富な食材を意識的に摂取することをおすすめします。

普段の食事と栄養バランスが歯の健康に影響を与えることも多いため、恵比寿歯科・矯正歯科では患者さんの食生活や習慣を把握し、歯科衛生士が食改善のアドバイスも行っています。
歯磨きの指導だけでなく、日々の生活習慣に関するアドバイスを通じて、子どもたちの歯を守るお手伝いをします。

日々の歯磨き習慣も重要です。お子さんに適切なブラッシング方法を教え、フロスを使用する習慣をつけることも大切です。また、お子さんが成長する過程で、定期的にお口の中をチェックし、何か異変があれば早めに対処することを心掛けてください。

3. ホワイトスポットの主な要因であるエナメル質形成不全とは?

前述の通り、ホワイトスポットの原因の一つにエナメル質形成不全があります。
歯のエナメル質は歯を保護するための大切な層であり、エナメル質が正しく形成されないと様々なトラブルが生じる可能性があります。
ここではエナメル質形成不全について詳しく説明します。

エナメル質形成不全とは?

歯の表面を覆うエナメル質が正しく形成されない状態のことを指します。主な症状としては、歯の表面に白いまだら模様が出ていたり、歯に茶色や黄色の変色部分があったりすることが挙げられます。
この状態になると、歯が弱くなり、むし歯やその他の問題が発生しやすくなります。

子どものエナメル質形成不全の原因は?

➀遺伝的要因
両親のいずれかにエナメル質形成不全の症状が見られる場合には、その子どもにも遺伝する可能性があります。

➁全身的要因
胎児期に母体の栄養障害があったり、代謝異常が見られたりする場合にエナメル質形成不全が起こることがあります。

➂局所的要因
乳歯が外傷を受けたり、大きなむし歯になったりした結果、その後に生えてくる永久歯にエナメル質形成不全が見られる場合があります。

エナメル質形成不全が発覚した時点で、何か子どもの歯にトラブルが起こっているというわけではありません。
しかし、そのまま放置すると、審美的な問題やむし歯などに影響する可能性があるため、まずは歯科医院へ相談することが大切です。

4. エナメル質形成不全によるむし歯対策

エナメル質形成不全は適切な対策を講じることでむし歯になるリスクを軽減させることが出来ます。子どもが日常的に家庭で行える対策について説明します。

①適切な口腔ケア

フッ素入りの歯磨き剤を使用した丁寧な歯磨きを行うことです。子どもの年齢に応じて、保護者の指導や補助が必要です。

②フッ素入りうがい薬の使用

歯科医師の指導のもと、適切な濃度のフッ素入りうがい薬を使用することで、むし歯の予防効果があります。

③定期的な歯科検診

エナメル質形成不全の歯はむし歯になりやすいため、日々のケアだけでなく定期的な歯科検診が重要です。むし歯になったとしても早期発見により、効果的な対処が可能となります。

④バランスのとれた食事

カルシウムやビタミンDなど、歯の健康に必要な栄養素を含む食事を心がけます。子どもの成長に合わせた食事を心がけることが大切です。

これらの対策を組み合わせることで、エナメル質形成不全によるむし歯リスクを軽減し、健康的な口腔環境を維持することが可能です。
また、保護者と子どもが協力して継続的なケアを行うことが、長期的な口腔健康の維持につながります。
恵比寿歯科・矯正歯科では歯磨きの指導だけでなく、日々の生活習慣に関するアドバイスを通じて、子どもたちの歯を守るお手伝いをします。お気軽にご相談ください。

監修:恵比寿歯科・矯正歯科
院長 中富

子どものむし歯は何歳から?治療の適齢期と乳歯のケア方法

2024年9月9日

▼目次

1. 子どものむし歯はいつから治療が必要?

2. 乳歯のケアが大事な理由

3. 家庭でできる乳歯ケアのポイント

4. 子どもの定期健診の重要性

こんにちは。
渋谷区 恵比寿の歯医者、恵比寿歯科・歯科矯正です。

お子さんがむし歯になってしまった場合「いつから治療を始めるべきか?」と気になる親御さんもいるのではないでしょうか?
この記事では、「子どものむし歯治療を始める時期や乳歯のケア方法」について詳しく解説していきます。

1. 子どものむし歯はいつから治療が必要?

生まれたばかりの赤ちゃんの口腔内にむし歯菌は存在していません。
親御さんや家族からむし歯菌などをもらうことで口腔内に定着してしまいます。
乳歯は生後6ヶ月頃から徐々に歯が生え始めるため、そのころからむし歯のリスクも始まります。
特に、1歳7ヶ月から2歳3ヶ月頃はむし歯菌に感染しやすい時期なので注意が必要です。

受診のタイミング

具体的にどのような症状が見られたら歯医者で受診する必要があるのでしょうか。
まずは、歯に白斑や茶色の斑点が見られる場合、初期むし歯の可能性があります。
初期むし歯は、早い段階であれば治療せずに経過をみるケースが多くあります。また、痛みを伴わないため早期発見し、管理していくことが重要です。
また、歯に穴が開いている、歯を痛がる、噛むと痛みを感じるといった症状も受診して確認する必要があります。

むし歯治療のタイミング

子どものむし歯治療は、一般的に3歳前後から行います。
子どもの成長度合いによって個人差はありますが、3歳前後になればスムーズに治療を行えるケースが多いです。
3歳を過ぎてからも泣いてしまったり、暴れてしまったりするケースもありますが、徐々に歯医者さんに慣れてもらうことで最終的にはスムーズに治療を行うことができます。

恵比寿歯科・矯正歯科での対応

恵比寿歯科・矯正歯科ではむし歯になってからの治療ではなくむし歯にならない環境作りを目指しております。 そのため、むし歯になる前の0歳から診療を行い親子で栄養、食事、姿勢や顔貌の発育、睡眠、呼吸、咀嚼の指導を行っております。 生まれたての赤ちゃんのお口にはむし歯菌はいません。 むし歯感染がしやすい時期に予防をしっかりすることで、その後むし歯になる確率を低くすることが期待できます。

2. 乳歯のケアが大事な理由

乳歯は一時的なものだからといって、決して軽視してはいけません。
乳歯の健康管理が将来的な口腔健康に大きな影響を与えることがあります。

①乳歯のむし歯を放置すると永久歯もむし歯になりやすい

乳歯がむし歯になり、その状態を放置しているとむし歯菌が増え続けるため、他の歯や後から生えてくる永久歯もむし歯になりやすくなります。
乳歯だからといってむし歯を治療せずに放置してしまうと新たに生えてきた永久歯もむし歯になってしまいます。

②健康な食事をとるため

乳歯がむし歯になり噛むことが難しくなると、食事が楽しめなくなります。
また、歯が痛むと食べることや噛むことを避けるようになり、栄養バランスが崩れる可能性もあります。乳歯を健康に保つことで、お子さんが楽しく食事をすることができ、健康な成長につながります。

③歯並びが悪くなる

乳歯は永久歯が正しい位置に生えるための「ガイド」の役割も果たしています。乳歯がむし歯になり早期に失ってしまった場合、永久歯が正常な位置に生えにくくなり、歯並びが悪くなります。

3. 家庭でできる乳歯ケアのポイント

乳歯のケアはお子さんの将来の健康な身体や歯を作る上で非常に重要です。そこで、今回は家庭でできる乳歯ケアのポイントをお伝えします。

①正しい口腔ケア

大切なのは、お口の中を清潔に保つことです。
乳歯が生え始めたら、柔らかいガーゼや赤ちゃん専用の歯ブラシで毎日ケアを行います。
同時にフッ素入りの歯磨き粉を少量使うことで、むし歯予防の効果も高まります。0~3歳までのお子さんは、フッ素濃度950ppmの歯磨き粉やジェルを歯ブラシに1~2mm、3歳~5歳さいのお子さんは歯ブラシに5㎜ほどつけてブラッシングしてください。

②食事の習慣

食事の習慣も重要です。
お菓子や甘い飲み物はむし歯のリスクを増やす原因となるため、制限が必要です。特に寝る前の摂取は避けましょう。

③定期的な歯科検診

乳歯の段階から歯科医師によるチェックを受けることで、早期に問題を発見し治療することが可能です。
初めての歯科検診は歯が生え始める6ヶ月ごろがおすすめです。
その後も年に2~3回の定期検診を心がけましょう。

④歯磨きの習慣化

お子さん自身が歯磨きの重要性を理解し、習慣化することを促すことも大切です。
楽しく歯磨きができるよう、好きなキャラクターの歯ブラシを選んだり、歯磨きの歌を歌ったりする工夫をしてみてください。
また、親御さん自身もお手本となり、一緒に歯磨きをする時間を作ることをおすすめします。
子どもは親の行動を模倣することが多いため、家庭全体で歯磨きを楽しむ雰囲気を作り上げることで、自然と健康的な習慣が身につきます。

4. 子どもの定期健診の重要性

子どもの歯を守る上で定期健診は極めて重要です。以下で具体的なメリットをあげていきます。

定期健診を受けるメリット

 

①むし歯や歯肉炎の早期発見

むし歯や歯肉炎の早期発見が可能になります。乳歯はむし歯になりやすく、むし歯の進行も早い傾向があります。また、歯肉炎など口腔内の疾患も起こる可能性があります。
定期的に歯科医師によるチェックを受けることで、早期発見・早期治療が可能となり、大きな問題になる前に対処することができます。

②不正咬合を早期発見・治療できる

歯並びの状態を早期に確認することができます。
定期健診を通じて歯並びや噛み合わせの状態をチェックすることで、早い段階で矯正治療が必要かどうかの判断ができます。これにより、将来的な噛み合わせの不正や顔の形状にも影響を及ぼす可能性が低くなります。

③正しい歯磨き方法や習慣を習得できる

正しい歯磨き方法や食生活の指導も行います。
日常のケアは、歯の健康維持に欠かせませんが、子ども自身や保護者が正しい方法を知らない場合も多いです。定期健診では、歯科医師が具体的なアドバイスを行うため、より効果的な歯磨き方法や食事の工夫を学ぶことができます。

④歯医者に通い慣れることで「歯医者さん嫌い」をなくす

小さな頃から通院に慣れることで、歯科治療への恐怖心を減らすことができます。将来的にむし歯になってしまった際に治療をスムーズに受け入れるための準備としても、定期健診は有効です。

渋谷区 恵比寿の歯医者、恵比寿歯科・歯科矯正では、患者さんのお子さんの口腔内の健康を最優先に考え、丁寧な健診とアドバイスを行っています。お子さんの健やかな成長をサポートするために、ぜひ定期的な健診を受けていただくようおすすめします。

監修:恵比寿歯科・矯正歯科
中富院長

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