マウスピース矯正ではいつ抜歯する?タイミングや抜歯が必要となるケースを解説
2025年10月8日
▼目次
1. マウスピース矯正で抜歯が必要になるのはどんなケース?
2. マウスピース矯正で抜歯を行うタイミングは治療のどの段階?
3. 抜歯を伴うマウスピース矯正のメリットと注意点
4. 恵比寿の歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科のマウスピース矯正
マウスピース矯正は透明な装置を使って歯並びを整える治療で、目立ちにくく取り外しができるため、幅広い年代に用いられています。しかし、すべての症例に適用できるわけではなく、歯を並べるスペースが不足している場合には「抜歯」が必要になることもあります。今回は、マウスピース矯正で抜歯が必要になるケースや、そのタイミングについて解説します。
1. マウスピース矯正で抜歯が必要になるのはどんなケース?
マウスピース矯正は、軽度から中等度の歯並びの乱れに適していますが、歯列やあごの大きさによっては抜歯が必要となることがあります。以下のようなケースでは、歯を並べるスペースを確保するために抜歯が検討されます。
①歯並びが著しく重なっている場合
歯が並ぶためのスペースが足りないと、抜歯によって矯正のために必要な隙間を確保することがあります。特に前歯のデコボコが大きいケースでは、マウスピース矯正単独では対応が難しく、抜歯が選択されることがあります。
②前歯が前方へ突出している場合
前歯が前方に大きく突出していると、口元の突出感が目立ち、横顔の印象に影響を与えることがあります。このような場合、抜歯によって歯を後方に移動できるスペースを確保し、口元のバランスを整える治療方針がとられることがあります。
③噛み合わせに大きなズレがある
上下の歯がうまく噛み合わない場合、全体のバランスを整えるために抜歯が必要となることがあります。
④あごの大きさと歯の大きさのバランスが合わない場合
あごの骨が小さく、歯のサイズが大きくて歯並びにおさまりきらない場合は、スペースを確保するために抜歯が検討されることがあります。
抜歯の有無は歯医者での診断によって決まるため、まずは精密検査を受けて、自分の歯並びに合った治療方針を確認することが大切です。
2. マウスピース矯正で抜歯を行うタイミングは治療のどの段階?
抜歯を伴うマウスピース矯正では、治療のどの時点で抜歯を行うかが重要です。タイミングを誤ると治療計画に支障が出る可能性があるため、歯医者の指示に従って進めることが欠かせません。
①矯正開始前に抜歯する場合
多くは治療を始める前に抜歯を行い、スペースを確保したうえでマウスピースを作製します。これにより、計画通りに歯を動かしやすくなります。
②治療途中に抜歯する場合
歯の動きを確認しながら、必要に応じて途中で抜歯を行うこともあります。初期段階では不要と判断されたものの、実際の動きによってスペース不足が出てくるケースもあります。
③片側だけ先に抜歯を行う場合
上下または左右のバランスを整えるために、段階的に抜歯を行うこともあります。均等に動かすことで、噛み合わせを調整しやすくなります。
④抜歯後に安定期間を設ける場合
抜歯直後は歯ぐきや周囲の組織が落ち着くまで時間が必要なため、マウスピース装着まで数週間の待機期間を置くことがあります。
⑤治療終了間際に抜歯を行うケースはまれ
基本的には治療の最初〜中盤で抜歯を行うため、終了に近い段階で新たに抜歯が必要となるケースは少ないとされています。
抜歯のタイミングは症例によって異なるため、事前にしっかりと説明を受け、納得したうえで治療を進めることが重要です。
3. 抜歯を伴うマウスピース矯正のメリットと注意点
抜歯を伴うマウスピース矯正には、歯並びや噛み合わせの改善につながる側面がありますが、その一方で注意すべき点もあります。ここでは代表的なメリットと注意点を整理します。
<メリット>
①歯並びを整えるための十分なスペースが確保できる
抜歯を行うことで歯が並ぶ余地が生まれ、デコボコの解消や噛み合わせの調整がしやすくなります。スペース不足が原因で矯正が難しい症例にも対応しやすくなります。
②横顔や口元のバランスが改善されることがある
前歯が前方に出ている場合、抜歯によってスペースを確保し、歯を後方へ移動させることで口元の突出感がやわらぐことがあります。見た目だけでなく、噛み合わせの機能改善にもつながります。
③治療計画が立てやすくなる
必要なスペースをあらかじめ確保することで、歯を効率的に動かすことができ、計画通りに矯正を進めやすくなります。
<注意点>
①治療が長期にわたる可能性がある
抜歯後はスペースを閉じる必要があるため、治療期間がやや長くなることがあります。また、使用するマウスピースの枚数が増えることもあります。
②抜歯による痛みや腫れのリスクがある
抜歯後は一時的に痛みや腫れが出ることがあります。さらに、抜歯部位の歯ぐきや骨の状態が安定するまで、マウスピースの作製を延期する場合もあります。
抜歯を伴うマウスピース矯正には多くのメリットが期待できますが、治療期間や身体的な負担にも目を向け、事前に十分な理解を持って進めることが大切です。
4. 恵比寿の歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科のマウスピース矯正
「目立つ矯正はイヤ…」「矯正って痛そう」「通院のたびにワイヤーを調整するのは不安」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
恵比寿にある歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科では、患者さんのライフスタイルに合わせた矯正歯科治療を行っています。
当院では、透明なマウスピースを使った「インビザライン矯正」を取り扱っています。
≪インビザライン(マウスピース型矯正装置)≫
「インビザライン」は、透明なマウスピースを使って歯並びを整えていく矯正方法です。
目立ちにくく、周囲に気づかれにくいのが特徴で、装置は取り外しも可能なため、食事や歯磨きも普段通り行えます。
納得して治療に進めるよう、治療前にはシミュレーションを行い、どのように歯が動いていくかを事前に確認できます。
また、ご希望の方にインビザライン矯正治療をスムーズに進めるための無料アプリ「My invisalign」をご提供しています。
「My invisalign」はアライナーの交換タイミングをお知らせ機能やアライナーの装着時間を記録、治療経過の記録や写真保存できるinvisalignの公式アプリです。
お家にいる間もできる限り治療をサポートできる体制を整えています。
※「My invisalign」はグループ医院の中で恵比寿I’s歯科・矯正歯科のみ、ご相談いただいた場合にご提供しております。
≪再矯正や部分矯正にも対応≫
「昔矯正したけど、また歯がズレてきた」
「全体ではなく前歯だけ整えたい」
こうした“後戻り”や“部分的な矯正”にも対応しています。
当院では患者さんの状態に応じて、矯正治療プランをご提案しています。
≪矯正中のむし歯・歯周病にも対応可能≫
矯正治療中にむし歯や歯肉のトラブルが起きた場合も、当院ではそのまま診療が可能です。
総合歯科医院として、矯正と一般歯科を一つの医院で対応できる体制を整えています。
マウスピース矯正をご検討の方は、まずはお気軽にご相談ください。
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まとめ
マウスピース矯正では、歯並びやあごの大きさによって抜歯が必要となる場合があります。治療のタイミングは主に開始前から中盤にかけて行われ、スペースを確保することで治療を計画通りに進めやすくなります。抜歯を伴う矯正には、歯並びの改善や口元のバランスを整えるメリットがある一方、治療期間の延長や痛みなどの注意点もあります。抜歯が必要かどうかは、精密検査の結果をもとに歯医者が判断します。
恵比寿駅周辺でマウスピース矯正の抜歯に不安がある方は、恵比寿の歯医者「恵比寿I’s歯科・矯正歯科」までご相談ください。
監修:恵比寿I’s歯科・矯正歯科
院長 白石
初診「個別」相談へのご案内
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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