小児歯科に行く頻度はどれくらい?定期検診のタイミングと通院の工夫
2025年11月19日
▼目次
子どもの歯は成長とともに変化し、歯の状態や噛み合わせの状態も日々変わっていきます。そのため、小児歯科での定期的なチェックはとても重要です。しかし「どれくらいの頻度で通えば良いのか」「どんなことをしてもらえるのか」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。小児歯科では、むし歯予防や歯磨き指導だけでなく、歯の生え変わりやあごの発育まで確認しています。今回は、小児歯科に通う適切な頻度と、定期検診のポイント、通いやすくするための工夫について恵比寿の歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科が解説します。
1. 小児歯科はどれくらいの頻度で行くのが良い?
小児歯科での通院頻度は、年齢やお口の状態によって異なりますが、基本的には3〜4か月に1回程度の受診が目安です。これは、むし歯の進行が早い子どもの口の中を定期的にチェックし、早期対応するためです。
①乳歯期の通院目安
乳歯が生え始める1歳前後から、3〜4か月ごとの定期検診を続けるのが理想です。この時期は生活習慣の影響を受けやすいため、早い段階からの通院で予防の習慣を身につけることが大切です。もちろんもっと早い時期から受診していただき、離乳食の始め方、身体の使い方などのお話もしています。毎月来院いただきながら少しずつ環境に慣れていただくようにしています。
➁幼児期(3〜6歳)の通院目安
自分で歯磨きを始める年齢ですが、磨き残しが多くなりがちです。歯医者でのフッ素塗布や歯磨きチェックを受けることで、むし歯の早期発見や予防につながります。
➂小学校低学年の通院目安
永久歯が生え始める時期です。歯並びや噛み合わせの確認も重要になります。3〜6か月ごとの検診で、歯の生え方やスペースを確認してもらいましょう。
④中高学年〜思春期の通院目安
部活や学校生活で不規則な生活になりがちな時期です。食生活の乱れや磨き残しが原因でむし歯が増える傾向にあります。半年に1回は通院し、定期的なケアを受けることが大切です。
⑤むし歯や治療後の再チェック
一度むし歯治療をした後は、再発防止のために3か月以内の再検診が勧められます。
定期的な通院を続けることで、むし歯の予防だけでなく、歯並びやあごの成長も確認できます。お子さんの成長段階に合わせて、歯医者と相談しながら通院間隔を決めていくとよいでしょう。
2. 小児歯科に行くとチェックしてもらえる内容
小児歯科の定期検診では、ただ「むし歯があるかどうか」だけでなく、成長に合わせた総合的なチェックが行われます。ここでは主な項目を紹介します。
①むし歯や歯ぐきの健康状態の確認
歯の表面だけでなく、歯と歯の間、歯ぐきの状態まで丁寧に確認します。初期むし歯が見つかれば、削らずにフッ素塗布などで経過観察ができる場合があります。
➁歯磨きの習慣と磨き残しのチェック
子どもの年齢に合わせた歯磨き方法の指導が行われます。染め出し液を使って磨き残しを可視化し、どこが磨きにくいのかを一緒に確認することが望ましいです。
➂フッ素塗布やシーラント処置
フッ素塗布は歯を強くし、むし歯予防に役立つとされています。また、奥歯の溝が深い部分にはシーラント(樹脂で溝を埋める処置)を行うことで、むし歯の発生を防げる可能性が期待されています。
④歯並び・噛み合わせの確認
永久歯が生え始める時期には、噛み合わせのズレや歯並びの乱れもチェックします。必要に応じて小児矯正の相談が行われることもあります。
⑤生活習慣や食習慣のアドバイス
甘いおやつの摂取回数、間食のタイミング、就寝前の歯磨き習慣など、日常生活の中で気をつけるポイントをアドバイスしてもらえることもあります。
定期検診は、むし歯予防だけでなく、子どもの「お口の成長」を支える大切な時間です。家庭と歯医者の連携によって、将来の歯の健康を守りましょう。
3. 小児歯科に通い続けるための工夫
小児歯科への通院を続けるためには、「子どもが怖がらない」「保護者が無理なく通える」環境づくりが大切です。通院が習慣化できると、将来的なむし歯予防にもつながります。
①歯医者への「怖い」イメージをなくす工夫
初めての通院では、診療台や器具に不安を感じる子もいます。まずは見学や簡単なチェックから始め、少しずつ慣れていきましょう。「歯医者=特別な場所」ではなく「定期的に行く場所」として慣れていくことが理想です。
➁親がリラックスして通院できる環境を選ぶ
保護者が緊張していると子どもに伝わります。キッズスペースやモニターがある、スタッフが子どもに慣れているなど、落ち着いた環境を持つ歯医者を選ぶことがポイントです。
➂通院を前向きな経験にする
治療後にごほうびを用意する、帰りに寄り道をするなど、通院を楽しい経験に変える工夫も大切です。
④通院日を生活リズムに組み込む
「季節の変わり目ごと」「長期休み前」など、通院を定期スケジュールに入れておくと継続しやすくなります。
⑤家庭で歯の話題を増やす
日常の中で「今日はきれいに磨けたね」「今度歯医者で見てもらおうね」といった会話を取り入れると、自然と意識が高まるでしょう。
小児歯科への通院は「治すため」ではなく「守るため」の習慣です。家庭と歯医者が協力し、子どもが前向きに通える環境を整えていきましょう。
4. 恵比寿の歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科の小児歯科
恵比寿の歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科では、小児歯科において「怖い」「痛い」といった従来の歯医者のイメージを変えるための取り組みを行っています。お子さんが安心して通えるよう、治療前の雰囲気づくりや歯列矯正の早期対応、むし歯予防の栄養指導、さらには急な歯のトラブルやマタニティ歯科まで幅広く対応し、親子で通える歯医者を目指しています。
【恵比寿の歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科の小児歯科の特徴】
小児歯科のポイント①:歯医者に慣れる工夫
初めて来院するお子さんには治療を急がず、雰囲気に慣れる時間を大切にしています。スタッフとの会話やごほうびを通じて「歯医者は怖くない場所」という印象を持っていただけるよう心がけています。
小児歯科のポイント②:早期の歯列矯正に対応
子どもの歯列矯正は早めに始めることで、治療期間や費用を抑えることにつながります。当院では矯正歯科も併設しており、成長に合わせたご提案が可能です。
小児歯科のポイント③:予防のための栄養指導
虫歯は生活習慣や食生活とも密接に関係しています。歯磨き指導に加え、栄養面からのアドバイスも行い、日常的にむし歯予防をサポートしています。
小児歯科のポイント④:トラブル・マタニティ歯科にも対応
転倒による歯の怪我やマタニティ期の治療にも対応しています。妊娠中の方には無理のない体勢や薬の使用に配慮し、必要に応じて産婦人科とも連携しています。
恵比寿で小児歯科をお探しの方は、まずはお気軽にご相談ください。親子で通いやすい歯医者として、お子さんの健やかな歯の成長をサポートいたします。初診や検診のご予約も随時承っております。
恵比寿I’s歯科・矯正歯科の小児歯科について詳しくはこちら
まとめ
子どもの歯の健康を守るには、小児歯科への定期的な通院が欠かせません。乳歯が生え始める1歳前後から3〜4か月に1回の検診を続けることで、むし歯の早期発見・予防だけでなく、歯並びやあごの成長も適切に見守ることが期待できます。
お子さんの歯の健康を長く守るためにも、気になることがあれば早めに相談し、定期検診を継続していきましょう。小児歯科の通院頻度や検診内容についてお悩みの方は、恵比寿の歯医者「恵比寿I’s歯科・矯正歯科」までお問い合わせください。
監修:恵比寿I’s歯科・矯正歯科
院長 白石




