『酸蝕症』ってなに?
2024年5月22日
こんにちは!
渋谷区 恵比寿の歯医者、恵比寿歯科・歯科矯正
歯科衛生士の小林です♪
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
突然ですがみなさま、「酸蝕症」って聞いたことありますか?
むし歯みたいに歯が黒くなっているわけではなく、
歯科検診を受けてもむし歯と指摘されていないけれど、
歯がしみたり削れているような感じがする…。
そんな風に思ったことはありませんか?
もしかしてそれは、酸蝕症かもしれません!
酸蝕症とは酸性の強い食品の摂取や胃酸の逆流、酸性薬剤の服用などによって引き起こされます。
むし歯と違い、細菌の関与がないことが特徴です。
お口の中の環境がpH5.5を下回ると歯が溶け始めると言われています。
要するにお口の中が酸性状態に近づけば近づくほど溶け始めるということです。
例えばコーラはpH2.2なのでかなり酸性度の高い食品に該当します。
その他にもスポーツドリンクやオレンジジュースなどの飲み物もpHが低い食品になります。
酸蝕症の主な症状としては次に挙げるものがあります。
①歯の表面がザラザラする
酸により、歯の一番硬い部分であるエナメル質が溶けてしまい表面がボコボコ、ザラザラしてきます。
②歯の色が黄色っぽくなる
エナメル質が溶けてさらに進むと象牙質という層に到達して黄色い歯質が見えてきます。
③歯がしみる
象牙質まで溶けてくると冷たい水などで歯がしみてきます。
現在この酸蝕症はむし歯や歯周病に次ぐ第3の歯の疾患と考えられています。
日本での酸蝕症が増加している要因は欧米式の食事が入ってきて酸性度の高い飲食物などを好む人が増えていることが考えられます。
ここまで話した内容は食べ物などによる外因性の原因です。
内因性の病因は胃食道性逆流症、アルコール依存症、過食症や拒食症などの摂食障害などが挙げられます。
酸蝕症を防ぐためにはどうしたら良いのでしょうか?
1.酸性の飲食物を口にした後は水でゆすぐ
2.寝る前には酸性の飲食物を摂取しないようにする
3.酸性の飲食物をだらだら食べしない
歯は年齢を重ねるほどに傷み、酸の影響を受けやすくなります。
また、唾液が減ることによっても発症する可能性が高くなります。
酸蝕症も現代では生活習慣病と考えられています。
定期的に検診を受けて歯の状態をご自身でもチェックしていく必要があります。
当院での定期検診でもしっかりとチェックしていますので、気になることがありましたらお気軽にご相談下さい。
──────────────────────────────────────────────────
恵比寿・代官山エリアで歯医者をお探しなら、医療法人社団 新心会の恵比寿歯科・矯正歯科へ
一般歯科、歯科口腔外科、矯正歯科、小児歯科、マウスピース矯正、ホワイトニング、インプラント、セラミック審美治療など何でも承ります。
医療法人社団 新心会
恵比寿歯科・矯正歯科
〒150-0021
東京都渋谷区恵比寿西1-10-10若葉西ビル3階
TEL:03-6277-5056
URL:http://www.ebisudc.com/
──────────────────────────────────────────────────