小児矯正は何年かかる?平均期間と長くなる原因を解説
2025年11月4日
▼目次
子どもの歯並びが気になり始めたら、「矯正にはどのくらいの期間がかかるの?」と不安になる保護者の方も多いでしょう。小児矯正は成長期に合わせて行うため、治療を始めるタイミングや期間には個人差があります。長期間にわたることもあるため、平均的な治療期間をあらかじめ知っておくと、計画が立てやすくなります。今回は、小児矯正の平均期間や治療が長引く要因、保護者のサポートのコツについても解説します。
1. 小児矯正の平均期間はどのくらい?
小児矯正は、主に「第一期治療」と「第二期治療」に分かれています。それぞれにかかる期間は異なり、成長に合わせて治療が進められます。
①第一期治療(乳歯と永久歯が混在する時期)
対象年齢は6〜10歳ごろで、期間は平均1〜2年程度とされています。この時期は顎の成長を利用して、歯並びや噛み合わせの土台を整えることが目的です。装置を使って顎を広げたり、前歯の位置を調整したりすることがあります。
➁第二期治療(永久歯が生え揃った後)
一般的に12歳以降に行い、永久歯の歯並びを整えるのが目的です。ワイヤーやマウスピースを用いることがあり、期間の目安は1年半〜2年半程度とされています。
➂保定期間を含めた全体の年数
装置を外した後は、リテーナーで歯の位置を安定させることがあります。保定期間は2〜3年が一般的で、全体で4〜5年かかることもあります。
④症状の程度による違い
前歯のすき間などは、比較的短期間で改善することがあります。しかし、骨格に関わる問題がある場合は治療が長引くこともあり、外科処置が必要になる場合もあります。
⑤個人差と成長スピード
成長や歯の動き方には個人差があり、同じ装置を使っても治療期間が変わることがあります。そのため、定期的に経過を観察することが大切です。
治療の進行は個人差が大きいため、計画段階から歯科医師と連携し、適切な時期に治療を進めることが重要です。
2. 小児矯正の期間が長くなる原因とは
矯正治療が当初の予定より長くなるケースは少なくありません。子どもの生活環境や装置の使用状況、口腔ケアなど、さまざまな要因が影響することもあります。
①装置の装着時間が不足している
例えばインビザライン・ファーストのようなマウスピース矯正では、1日20時間以上の装着が基本とされています。外している時間が長いと、歯の移動が遅れ、治療期間が延びることもあります。ワイヤー矯正でも、装置の破損や異常をそのままにしておくと、進行が滞る場合もあります。
➁通院スケジュールの遅れ
矯正治療では、定期的な調整が必要とされています。予約を忘れたり、受診間隔が空いたりすると、歯の動きが遅れ、全体の治療が長引くこともあります。
➂口腔内のトラブルによる治療中断
矯正中はむし歯や歯ぐきの腫れといったトラブルが起こりやすく、治療を一時中断せざるを得ないことがあります。結果として治療が長引く可能性があるため、日々の丁寧なケアが重要です。
④生活習慣の影響
硬いものを噛む、爪を噛む、頬づえをつくなどの癖は、歯の移動に影響するだけでなく、装置の破損原因にもなることがあります。生活習慣の見直しをすることで、治療期間の短縮につながるとされています。
矯正を予定通りに進めるためには、装置の使い方や通院、生活習慣など、日々の積み重ねが大切です。
3. 保護者が知っておきたい小児矯正中のサポートのコツ
小児矯正を計画通りに進めるには、子どもだけでなく保護者のサポートも重要です。日常生活の中で気をつけたいポイントを押さえておくと、治療効果の安定につながるでしょう。
①装置の使用状況を毎日確認する
マウスピース矯正では、装着時間の管理が治療のカギとされています。1日20時間以上の装着が推奨されており、短くなると歯の動きが遅れることもあります。保護者が毎日声をかけて確認することで、忘れを防げる場合もあります。
➁口腔ケアを徹底する
矯正中はむし歯や歯ぐきの炎症が起こりやすくなります。装置の周りは汚れが残りやすいため、デンタルフロスやタフトブラシを活用した丁寧なケアが必要です。小学生のうちは仕上げ磨きを継続するとよいでしょう。
➂モチベーションを支える
治療が長期間に及ぶと、子どもが治療への意欲を落とすこともあるでしょう。定期的に前後の写真を見比べたり、「よく頑張ってるね」と励ましたりすることで、継続への意欲を保ちやすくなります。
④生活習慣を見直す
頬づえ、口呼吸、爪噛みなどの癖は、歯並びに悪影響を及ぼす可能性があります。日常の癖を見直すとともに、食事や睡眠などの生活リズムも整えるよう心がけましょう。
矯正を順調に進めるには、子ども自身の努力だけでなく、保護者のサポートが欠かせません。日々の見守りと声かけが、治療成功の大きな支えとなるでしょう。
4. 恵比寿の歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科の小児矯正
「子どもの歯並びが気になる…」
「口呼吸や舌のクセが心配」
「できれば抜歯せずに治したい」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
恵比寿の歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科では、お子さんの成長段階に合わせた小児矯正を行っています。
歯並びの問題は、歯だけでなく呼吸や姿勢、全身の発育にも関係しています。
当院では医科歯科連携も行い、耳鼻科的な問題(鼻づまりなど)にも配慮しながら治療を進めています。
《当院の小児矯正の特徴》
小児矯正の特徴① 原因を明確にし「後戻り」を防ぐ根本アプローチ
なぜ歯並びが悪くなったのか、指しゃぶりや口呼吸などの癖も含めて原因を特定します。
見た目だけでなく、機能的な問題の改善を重視することで、治療後の「後戻り」が起きにくい、長期的に安定した歯並びを目指します。
小児矯正の特徴② お子さんの成長を活かし、将来の「抜歯」を回避
顎の骨がまだ柔らかい成長期に「拡大装置」をはじめ、ひとりひとりに合った治療方法を用いて、歯が並ぶためのスペースを確保します。
顎の土台を適切に広げることで、将来、健康な永久歯を抜かずに歯並びを整えられる可能性が大きく高まります。
小児矯正の特徴③ 小児矯正の特徴 2段階の目立ちにくい矯正装置を用意
当院では、お子さんの成長段階に合わせた矯正治療をご提案しています。まず、お口周りの筋肉のバランスを整え、顎の健やかな成長を促す「プレオルソ」や「マイオブレース」による治療を行います。これらの装置は、主に「就寝時と日中1時間」の装着で済むため、学校に持っていく必要がなく、お子さんの生活へのご負担も少ないのが特徴です。そして、顎の成長が整った後、さらに歯並びをきれいに仕上げるために、透明で目立ちにくいマウスピース型の「インビザライン・ファースト」による治療へ移行することも可能です。お子さん一人ひとりの歯並びの状態に合わせて最適な治療計画をご提案いたします。
小児矯正の特徴④ お口のトレーニングで、全身の健康を育む
「マイオブレース」「プレオルソ」などの装置は、歯を動かすだけでなく、お口周りの筋肉を鍛える役割も担います。
正しい舌の使い方や鼻呼吸を習慣化することで、アレルギーや姿勢の改善など、全身の健やかな発育をサポートします。
小児矯正の特徴⑤ お子さんが主役。やる気を引き出すコミュニケーション
治療を続けるお子さん本人の気持ちを何よりも大切にします。
「なぜ矯正が必要か」を分かりやすく説明し、お子さんのペースに合わせて治療を進めることでモチベーションを維持。ご家族と協力し、ゴールまでしっかりサポートします。
歯並びの問題は歯だけでなく、呼吸・睡眠・耳鼻科的な要因とも関わりがあります。だからこそ、歯科医院で早くからサインを見つけ、成長期に寄り添う小児矯正を行うことが大切です。
お子さんの歯並びや噛み合わせが気になる方は、まずはお気軽にご相談ください。小児矯正の無料相談も随時承っています。
▼小児矯正の詳細はこちら
子供の歯並び改善
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トップページ
▼小児専門nstagramはこちら
https://www.instagram.com/edoc_kids_ortho
まとめ
小児矯正は、第一期と第二期の2段階で進む治療で、全体として数年かかることもあります。期間が長くなる原因としては、装置の使用状況や口腔ケア、通院の遅れなどが考えられます。適切なサポートや生活習慣の見直しが、治療のスムーズな進行につながるでしょう。
小児矯正にお悩みの方は、恵比寿の歯医者、恵比寿I’s歯科・矯正歯科までお問い合わせください。
白い歯で第一印象アップ!オフィスホワイトニングの魅力
2025年10月24日
こんにちは!
渋谷区 恵比寿の歯医者、恵比寿 I’s 歯科・歯科矯正の歯科医師の小田倉です。
みなさんは「第一印象は数秒で決まる」と言われているのをご存じですか?
その中でも「歯の白さ」は清潔感や若々しさを大きく左右する大切なポイントです!
最近はマスクを外す機会も増え、「笑った時の歯の色が気になる…」という方からホワイトニングのお問い合わせをいただくことが多くなりました。
オフィスホワイトニングとは?
歯科医院で専用の薬剤とライトを使用して行うホワイトニングです。
ご自宅で行う「ホームホワイトニング」と比べて 短期間で効果を実感しやすい のが特徴です。
•1回の施術でもトーンアップを実感しやすい
•プロの管理のもと行うため安全性が高い
•結婚式やイベント前など「すぐに白くしたい!」という方におすすめ
どんな方におすすめ?
•人前に出るお仕事をされている方
•結婚式や写真撮影を控えている方
•喫煙やコーヒー・赤ワインなどで着色が気になる方
•「ホームケアでは限界を感じる…」という方
実際の症例 Before & After

施術前

施術後(1回のオフィスホワイトニング後)

施術後(3回のオフィスホワイトニング後)
※効果には個人差があります
効果を長持ちさせるためには…
ホワイトニングは一度で終わりではなく、白さをキープするためのメンテナンスも大切です。
•定期的なクリーニング
•着色しやすい飲食物のコントロール
•必要に応じてホームホワイトニングとの併用
これらを組み合わせることで、理想的な白さを長く維持することができます。
まとめ
オフィスホワイトニングは、短時間で効果を実感できる人気の施術です。
「もっと自分に自信を持ちたい」「笑顔を輝かせたい」と思っている方にぜひ体験していただきたいメニューです。
当院でもカウンセリングを行っていますので、興味のある方はお気軽にご相談ください。
あなたの笑顔がより一層ステキに輝くお手伝いをいたします。
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ホワイトニング特別メニュー ¥9,500(税込)
現在当院では、平日16:00まで限定で、ホワイトニングを特別価格 ¥9,500(税込) にてご提供中です!
(種類はハイブリッドポリリンホワイトニングのみになります。)
気になっていた方は、このお得な機会にぜひお試しください。
ご予約・お問い合わせはお電話またはWEB予約にて受け付けております。
※ご予約時またはご来院の際に受付にて「ブログ見ました!」とお声かけいただいた方限定になります。
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恵比寿・代官山エリアで歯医者をお探しなら、医療法人社団 新心会の恵比寿 I’s 歯科・矯正歯科へ
一般歯科、歯科口腔外科、矯正歯科、小児歯科、マウスピース矯正、ホワイトニング、インプラント、セラミック審美治療など何でも承ります。
医療法人社団 新心会
恵比寿 I’s 歯科・矯正歯科
〒150-0021
東京都渋谷区恵比寿西1-10-10若葉西ビル3階
TEL:03-6277-5056
URL:https://www.ebisudc.com/
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子どもが虫歯になりやすい理由とは?見直すべき生活習慣とケア方法
2025年10月22日
▼目次
子どもの歯は大人の歯に比べてやわらかく、虫歯になりやすい特徴があります。また、痛みをうまく伝えられないことで、気づいたときには進行しているケースも少なくありません。「毎日歯磨きをしているのに、なぜ虫歯になるの?」と感じている親御さんも多いのではないでしょうか。今回は、子どもが虫歯になりやすい理由と、見直すべき生活習慣やケアのポイントについて解説します。
1. 子どもが虫歯になりやすいのはなぜ?
子どもの歯は構造的にも生活習慣的にも、虫歯が発生しやすい環境にあります。まずは、その主な原因を理解しておくことが大切です。
①乳歯のエナメル質の弱さ
乳歯は大人の歯よりもエナメル質(歯の表面を覆う硬い層)が薄く、酸に溶けやすいという特徴があります。そのため、虫歯菌が出す酸に対して抵抗力が弱く、短期間で進行してしまう傾向があります。
②食べかすが残りやすい構造
子どもの歯は小さく、歯と歯の間が詰まっているため、食べかすが残りやすくなります。特に奥歯の溝には汚れが溜まりやすく、歯ブラシが届きにくいため、磨き残しが虫歯の原因になる場合もあります。
➂仕上げ磨きが十分でない
幼児期の子どもは自分で正しく歯を磨くことが難しく、保護者の仕上げ磨きが欠かせません。仕上げ磨きを省略したり、十分に行わないと、汚れが残って虫歯リスクが高まる可能性があります。
④保護者からの虫歯菌感染
スプーンの共有や口移しなどで、虫歯菌が親から子へ感染することがあると言われていました。最近では、虫歯は感染するものではなく、口腔内の最近のバランスの不均衡により、小実ものと言われています。とは言え、特に1歳半〜3歳ごろは、虫歯菌が定着しやすい時期といわれています。保護者の方の口腔内も清潔な状態にすることが子どもの虫歯を予防する第一歩になると言えます。
毎日の歯磨きや生活習慣の工夫が、虫歯予防につながるでしょう。
2. 食事やおやつのタイミングが虫歯に影響する理由
食事内容だけでなく、食事の時間や間隔も虫歯の発生に関係するといわれています。虫歯菌は糖分を分解して酸を出し、歯を溶かすことがあるため、口腔内が酸性に傾く時間を短くすることが大切です。
①だらだら食べが続くと口腔内が酸性になりやすい
食事やおやつを頻繁に摂ると、唾液が中和する時間が少なくなり、口腔内が酸性状態のままになりやすくなります。その結果、エナメル質が溶けやすくなり、虫歯ができることがあります。
➁糖分の摂取頻度が高いと菌が活発化しやすい
虫歯菌は、糖を栄養源として増えるといわれています。甘いお菓子やジュースを一日に何度も摂ると、菌の活動が活発になり、歯を溶かす酸が長時間作られる可能性があります。
③夜間の飲食は虫歯リスクが高まりやすい
睡眠中は唾液が減るため、寝る前におやつやジュースを摂ると、口腔内が酸性状態のままになりやすくなります。特に乳歯は溝や隙間が多いため、食べかすが残りやすく、虫歯につながることがあります。
④食後の口腔ケアで酸の影響を抑えられることもある
食後はできるだけ早めに歯を磨くか、難しい場合はうがいをして食べかすを洗い流すことが大切です。唾液を増やすために、しっかり噛む習慣をつけるのも効果的です。
食事やおやつのタイミングを工夫することで、虫歯のリスクを大幅に減らすことが期待できます。子どもの食習慣を見直し、歯を守るリズムを整えるようにしましょう。
3. 子どもの虫歯を防ぐケア方法
子どもの歯を虫歯から守るには、家庭での毎日のケアが欠かせません。歯磨きだけでなく、食習慣や生活リズムを整えることも大切です。
①仕上げ磨きを丁寧に行う
子どもは自分で上手に磨くことが難しいため、小学校中学年ごろまでは保護者の仕上げ磨きが必要です。奥歯や歯の間、歯ぐきの境目を中心にしっかり磨きましょう。
➁フロスやフッ素入り歯磨き粉を活用する
歯ブラシだけでは落としきれない歯の間の汚れは、フロスを使って除去しましょう。さらに、フッ素入り歯磨き粉を併用することで、歯の再石灰化を助け、虫歯菌の活動を抑える効果が期待できます。
➂おやつとジュースの時間を決める
甘いお菓子やジュースをだらだら摂ると、口腔内が酸性に傾き、虫歯が進行しやすくなります。おやつの時間を決め、水やお茶を基本にしましょう。
④よく噛んで唾液を増やす
唾液は口腔内の酸を中和したり、虫歯菌の働きを和らげることもあります。食事ではよく噛む習慣をつけるとよいでしょう。
⑤寝る前の飲食を控える
就寝中は唾液が減るため、虫歯が進行しやすくなります。寝る前は飲食を避け、歯磨きを済ませてから寝ることが大切です。
毎日の少しの工夫と習慣の積み重ねが、子どもの歯を虫歯から守る大きな力になるでしょう。
4. 恵比寿の歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科の小児歯科
恵比寿の歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科では、小児歯科において「怖い」「痛い」といった従来の歯医者のイメージを変えるための取り組みを行っています。お子さんが安心して通えるよう、治療前の雰囲気づくりや歯列矯正の早期対応、むし歯予防の栄養指導、さらには急な歯のトラブルやマタニティ歯科まで幅広く対応し、親子で通える歯医者を目指しています。
【恵比寿の歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科の小児歯科の特徴】
小児歯科のポイント①:歯医者に慣れる工夫
初めて来院するお子さんには治療を急がず、雰囲気に慣れる時間を大切にしています。スタッフとの会話やごほうびを通じて「歯医者は怖くない場所」という印象を持っていただけるよう心がけています。
小児歯科のポイント②:早期の歯列矯正に対応
子どもの歯列矯正は早めに始めることで、治療期間や費用を抑えることにつながります。当院では矯正歯科も併設しており、成長に合わせたご提案が可能です。
小児歯科のポイント③:予防のための栄養指導
虫歯は生活習慣や食生活とも密接に関係しています。歯磨き指導に加え、栄養面からのアドバイスも行い、日常的にむし歯予防をサポートしています。
小児歯科のポイント④:トラブル・マタニティ歯科にも対応
転倒による歯の怪我やマタニティ期の治療にも対応しています。妊娠中の方には無理のない体勢や薬の使用に配慮し、必要に応じて産婦人科とも連携しています。
恵比寿で小児歯科をお探しの方は、まずはお気軽にご相談ください。親子で通いやすい歯医者として、お子さんの健やかな歯の成長をサポートいたします。初診や検診のご予約も随時承っております。
恵比寿I’s歯科・矯正歯科の小児歯科について詳しくはこちら
まとめ
子どもの歯は大人の歯より弱く、生活習慣や磨き残しによって虫歯になりやすい特徴があります。
毎日の仕上げ磨きやフロスの使用、フッ素入り歯磨き粉の活用を続けることで、虫歯のリスクを減らしやすくなります。
また、食事やおやつの時間を整え、寝る前の飲食を控えることも大切です。
家庭でのケアと歯医者での定期的なチェックを組み合わせることで、子どもの歯を長く健康に保ちやすくなります。
子どもの虫歯にお悩みの方は、恵比寿の歯医者「恵比寿I’s歯科・矯正歯科」までお問い合わせください。
治療から予防へ
2025年10月21日
こんにちは!
渋谷区 恵比寿の歯科医院、恵比寿 I’s 歯科・歯科矯正の竹澤です。
歯医者は歯が痛くなったら行く場所と思っていませんか?
実は、近年の歯科医療は“治療中心”から“予防中心”へと大きく変化しています。痛くなる前、削る前に、いかにして歯を守るか。これが予防歯科の本質です。
なぜ予防が大切なのか
日本人が歯を失う主な原因は、「むし歯」と「歯周病」です。

特に歯周病は、40代以降に急増し、成人の約8割が何らかの歯周病にかかっているといわれています。
そして一度歯を失ってしまうと、噛む力が低下し、発音や表情の変化、さらには全身の健康にも影響を及ぼします。
ところが、これらの病気の多くは、定期的なケアと正しい知識によって、未然に防ぐことが可能です。
治療と予防のコスト比較
たとえば1本の歯にむし歯ができた場合、削って詰める処置には数千円の費用がかかります。
それを繰り返すことで、やがて神経を取る、被せ物をする、場合によっては抜歯、インプラントや入れ歯といった高額な治療へとつながっていきます。
一方、予防歯科では定期的なクリーニングや検診によって、1回数千円程度の費用で健康な歯を長期間維持することができます。
「予防こそが最も効率の良い治療」であることが、明らかです。
当院では、以下のような予防処置・検査をしています。
- 定期検診(3〜6ヶ月ごと)
初期のむし歯や歯周病の兆候を早期に発見し、進行を防ぎます。
- 機械的歯面清掃
歯科衛生士が専用器具を用いて、セルフケアでは取りきれない歯垢やバイオフィルムを徹底除去します。
- フッ素塗布
歯の再石灰化を促進し、むし歯に強い歯質をつくります。
- ブラッシング指導
一人ひとりの磨き方のくせやリスクに合わせた、効果的なホームケア方法をアドバイスします。
- シルハ唾液検査
唾液の量や質、口腔内の細菌バランスを可視化する検査です。むし歯・歯周病のリスク評価や、予防プランの作成に役立ちます。
- iTeroによる咬合・歯列スキャン
口腔内を3Dでスキャンし、咬み合わせのズレや歯のすり減りなどがわかります。経時的な比較も可能で、歯や顎への負担を未然に見つけ出します。
予防は「習慣づくり」が大事です。
1回きりのケアではなく、生活習慣の一部として継続することが何より大切です。
ご自身のセルフケアと、歯科医院でのプロケアを組み合わせてはじめて、本当の意味での「予防」が実現します。
「歳をとれば歯が悪くなるのは当たり前」と思われがちですが、実際には80歳で20本以上の歯を保つ方も年々増えています。
歯の健康は、人生の豊かさと直結しています。
10年後、20年後の自分のために、今こそ予防を始めてみませんか?

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恵比寿・代官山エリアで歯医者をお探しなら、医療法人社団 新心会の恵比寿 I’s 歯科・矯正歯科へ
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5歳 反対の噛み合わせを改善したい CASE#2
2025年10月15日
こんにちは!
渋谷区 恵比寿の歯科医院、恵比寿 I’s 歯科・歯科矯正の歯科医師の白石です。
当院では子どもの頃から取り組める歯並び治療を行っています。
どんな内容の治療を行っているのか
当院の別サイト https://ebisuisdc.com/ にて、小児矯正についてもご案内しています✨
症例をご紹介したInstagramアカウントもありますのでぜひチェックしてみてください♪
【eodc_kids_ortho】
https://www.instagram.com/edoc_kids_ortho/?igsh=MWVzMHcwanN3dzd2Zg%3D%3D&utm_source=qr#
【 Before 】

【 After 】

〈 年齢・性別 〉 5歳 女児
〈 主訴・相談内容 〉 反対の噛み合わせを改善したい
〈 診断名 〉 前歯部反対咬合
〈 装置 〉 プレオルソタイプ3
〈 抜歯部位 〉 非抜歯
〈 治療期間 〉 1年で改善、その後経過観察(3年間)
〈 治療費 〉 110,000円 (税別・精密検査代別)
〈 治療のリスク 〉 治療後の後戻り
✴︎前勤務先クリニック 医療法人 星樹会 はち歯科医院での症例
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Happy Holloween Event @ebisu I’s dental office!
2025年10月11日
こんにちは!
渋谷区 恵比寿の歯科医院、恵比寿 I’s 歯科・歯科矯正の歯科医師の白石です。
10月31日は ハロウィンの日🎃
当院周辺のお店でもカボチャやおばけのモチーフをよく目にします。
当院では今年
HAPPY Holloween Event🎃👻🦷
10月25日(金)〜10月31日(土)
当院に来てくれたお子さんに歯に優しいお菓子をプレゼント
!!!!!
TRICK OR TREAT
と言ってお菓子ゲットしてください♪
お友達とお誘いの上ぜひご来院お待ちしております😊
詳細はこちら!


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恵比寿 I’s 歯科・矯正歯科
マウスピース矯正ではいつ抜歯する?タイミングや抜歯が必要となるケースを解説
2025年10月8日
▼目次
マウスピース矯正は透明な装置を使って歯並びを整える治療で、目立ちにくく取り外しができるため、幅広い年代に用いられています。しかし、すべての症例に適用できるわけではなく、歯を並べるスペースが不足している場合には「抜歯」が必要になることもあります。今回は、マウスピース矯正で抜歯が必要になるケースや、そのタイミングについて解説します。
1. マウスピース矯正で抜歯が必要になるのはどんなケース?
マウスピース矯正は、軽度から中等度の歯並びの乱れに適していますが、歯列やあごの大きさによっては抜歯が必要となることがあります。以下のようなケースでは、歯を並べるスペースを確保するために抜歯が検討されます。
①歯並びが著しく重なっている場合
歯が並ぶためのスペースが足りないと、抜歯によって矯正のために必要な隙間を確保することがあります。特に前歯のデコボコが大きいケースでは、マウスピース矯正単独では対応が難しく、抜歯が選択されることがあります。
②前歯が前方へ突出している場合
前歯が前方に大きく突出していると、口元の突出感が目立ち、横顔の印象に影響を与えることがあります。このような場合、抜歯によって歯を後方に移動できるスペースを確保し、口元のバランスを整える治療方針がとられることがあります。
③噛み合わせに大きなズレがある
上下の歯がうまく噛み合わない場合、全体のバランスを整えるために抜歯が必要となることがあります。
④あごの大きさと歯の大きさのバランスが合わない場合
あごの骨が小さく、歯のサイズが大きくて歯並びにおさまりきらない場合は、スペースを確保するために抜歯が検討されることがあります。
抜歯の有無は歯医者での診断によって決まるため、まずは精密検査を受けて、自分の歯並びに合った治療方針を確認することが大切です。
2. マウスピース矯正で抜歯を行うタイミングは治療のどの段階?
抜歯を伴うマウスピース矯正では、治療のどの時点で抜歯を行うかが重要です。タイミングを誤ると治療計画に支障が出る可能性があるため、歯医者の指示に従って進めることが欠かせません。
①矯正開始前に抜歯する場合
多くは治療を始める前に抜歯を行い、スペースを確保したうえでマウスピースを作製します。これにより、計画通りに歯を動かしやすくなります。
②治療途中に抜歯する場合
歯の動きを確認しながら、必要に応じて途中で抜歯を行うこともあります。初期段階では不要と判断されたものの、実際の動きによってスペース不足が出てくるケースもあります。
③片側だけ先に抜歯を行う場合
上下または左右のバランスを整えるために、段階的に抜歯を行うこともあります。均等に動かすことで、噛み合わせを調整しやすくなります。
④抜歯後に安定期間を設ける場合
抜歯直後は歯ぐきや周囲の組織が落ち着くまで時間が必要なため、マウスピース装着まで数週間の待機期間を置くことがあります。
⑤治療終了間際に抜歯を行うケースはまれ
基本的には治療の最初〜中盤で抜歯を行うため、終了に近い段階で新たに抜歯が必要となるケースは少ないとされています。
抜歯のタイミングは症例によって異なるため、事前にしっかりと説明を受け、納得したうえで治療を進めることが重要です。
3. 抜歯を伴うマウスピース矯正のメリットと注意点
抜歯を伴うマウスピース矯正には、歯並びや噛み合わせの改善につながる側面がありますが、その一方で注意すべき点もあります。ここでは代表的なメリットと注意点を整理します。
<メリット>
①歯並びを整えるための十分なスペースが確保できる
抜歯を行うことで歯が並ぶ余地が生まれ、デコボコの解消や噛み合わせの調整がしやすくなります。スペース不足が原因で矯正が難しい症例にも対応しやすくなります。
②横顔や口元のバランスが改善されることがある
前歯が前方に出ている場合、抜歯によってスペースを確保し、歯を後方へ移動させることで口元の突出感がやわらぐことがあります。見た目だけでなく、噛み合わせの機能改善にもつながります。
③治療計画が立てやすくなる
必要なスペースをあらかじめ確保することで、歯を効率的に動かすことができ、計画通りに矯正を進めやすくなります。
<注意点>
①治療が長期にわたる可能性がある
抜歯後はスペースを閉じる必要があるため、治療期間がやや長くなることがあります。また、使用するマウスピースの枚数が増えることもあります。
②抜歯による痛みや腫れのリスクがある
抜歯後は一時的に痛みや腫れが出ることがあります。さらに、抜歯部位の歯ぐきや骨の状態が安定するまで、マウスピースの作製を延期する場合もあります。
抜歯を伴うマウスピース矯正には多くのメリットが期待できますが、治療期間や身体的な負担にも目を向け、事前に十分な理解を持って進めることが大切です。
4. 恵比寿の歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科のマウスピース矯正
「目立つ矯正はイヤ…」「矯正って痛そう」「通院のたびにワイヤーを調整するのは不安」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
恵比寿にある歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科では、患者さんのライフスタイルに合わせた矯正歯科治療を行っています。
当院では、透明なマウスピースを使った「インビザライン矯正」を取り扱っています。
≪インビザライン(マウスピース型矯正装置)≫
「インビザライン」は、透明なマウスピースを使って歯並びを整えていく矯正方法です。
目立ちにくく、周囲に気づかれにくいのが特徴で、装置は取り外しも可能なため、食事や歯磨きも普段通り行えます。
納得して治療に進めるよう、治療前にはシミュレーションを行い、どのように歯が動いていくかを事前に確認できます。
また、ご希望の方にインビザライン矯正治療をスムーズに進めるための無料アプリ「My invisalign」をご提供しています。
「My invisalign」はアライナーの交換タイミングをお知らせ機能やアライナーの装着時間を記録、治療経過の記録や写真保存できるinvisalignの公式アプリです。
お家にいる間もできる限り治療をサポートできる体制を整えています。
※「My invisalign」はグループ医院の中で恵比寿I’s歯科・矯正歯科のみ、ご相談いただいた場合にご提供しております。
≪再矯正や部分矯正にも対応≫
「昔矯正したけど、また歯がズレてきた」
「全体ではなく前歯だけ整えたい」
こうした“後戻り”や“部分的な矯正”にも対応しています。
当院では患者さんの状態に応じて、矯正治療プランをご提案しています。
≪矯正中のむし歯・歯周病にも対応可能≫
矯正治療中にむし歯や歯肉のトラブルが起きた場合も、当院ではそのまま診療が可能です。
総合歯科医院として、矯正と一般歯科を一つの医院で対応できる体制を整えています。
マウスピース矯正をご検討の方は、まずはお気軽にご相談ください。
▼マウスピース矯正の詳細はこちら
大人の歯並び改善
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まとめ
マウスピース矯正では、歯並びやあごの大きさによって抜歯が必要となる場合があります。治療のタイミングは主に開始前から中盤にかけて行われ、スペースを確保することで治療を計画通りに進めやすくなります。抜歯を伴う矯正には、歯並びの改善や口元のバランスを整えるメリットがある一方、治療期間の延長や痛みなどの注意点もあります。抜歯が必要かどうかは、精密検査の結果をもとに歯医者が判断します。
恵比寿駅周辺でマウスピース矯正の抜歯に不安がある方は、恵比寿の歯医者「恵比寿I’s歯科・矯正歯科」までご相談ください。
歯ぎしり・食いしばりでお悩みの方へ ― エラボトックス治療 ―
2025年10月6日
こんにちは!
渋谷区 恵比寿の歯医者、恵比寿歯科・歯科矯正の歯科医師の小田倉です。
どうして歯ぎしりや食いしばりは起こるの?と疑問を持ったことがある方、多いのではないでしょうか!
歯ぎしりや食いしばりは、ほとんどが眠っている間や無意識のうちに起こります。
原因は、ストレスや噛み合わせ、生活習慣などさまざまです。
この状態が長く続くと…
・歯がすり減ったり、欠けてしまう
・被せ物や詰め物が外れやすくなる
・顎関節症(口が開けづらい・顎が痛い)
・頭痛や肩こり
・顎の筋肉が張って疲れやすい
などといったトラブルの原因になります。
エラボトックスってどんな治療?
「エラボトックス」は、顎の筋肉(咬筋)の働きをやわらげる注射です。
噛む力を少し弱めることで、歯や顎への負担を減らします。
こんな方におすすめ
・夜中の歯ぎしりが強い
・昼間も無意識に食いしばってしまう
・マウスピースを使っても症状が改善しない
・顎やエラ部分の筋肉が常にこわばっている
マウスピースとの違い
マウスピース(ナイトガード)は、歯が削れたり欠けたりするのを防ぐの役割があります。
エラボトックスは、噛む力そのものをやわらげる治療です。
どちらか一方だけで効果が出る方もいれば、両方を組み合わせることで症状が大きく改善する方もいます。
治療の流れ
①カウンセリング・診察
症状や噛み合わせ、筋肉の状態を確認します。
②注射
1回の治療は数分で終わります。
③経過観察
効果は2〜3週間かけて安定してきます。
効果は3〜4か月程度持続します。
咬筋は日常生活で「常に鍛えられている筋肉」です。そのため一度だけでは元に戻りやすく、定期的にボトックスを行うことで症状のコントロールがしやすくなるのが特徴です。

安全面について
当院では、噛み合わせや顎関節に詳しい歯科医師が施術します。
咀嚼(そしゃく)に必要な機能は残したまま、表情や日常生活には影響しません。
審美的なうれしい変化も!
本来は歯や顎を守るための治療ですが、咬筋がやわらぐことでエラの張りが目立ちにくくなり、フェイスラインがすっきり見えることもあります。
あくまで医療目的の施術ですが、見た目にも良い変化を感じる方が多いのも特徴です。
料金(税込)
・初回:33,000円
・3か月以内の再施術:18,900円
継続的に受けやすいよう、2回目以降は続けやすい価格に設定しています。
「咬筋は日常生活で常に鍛えられているため、定期的なメンテナンスが必要」という点も踏まえ、無理なく通っていただける料金体系です。
エラボトックスは、美容目的だけでなく歯や顎の健康を守りながら、自然にすっきりとした印象にもつながる治療です。
「マウスピースを使っているけれど改善しない」「顎や歯への負担を減らしたい」という方は、一度ご相談ください!
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恵比寿・代官山エリアで歯医者をお探しなら、医療法人社団 新心会の恵比寿歯科・矯正歯科へ
一般歯科、歯科口腔外科、矯正歯科、小児歯科、マウスピース矯正、ホワイトニング、インプラント、セラミック審美治療など何でも承ります。
医療法人社団 新心会
恵比寿歯科・矯正歯科
〒150-0021
東京都渋谷区恵比寿西1-10-10若葉西ビル3階
TEL:03-6277-5056
URL:https://www.ebisudc.com/
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マウスピース矯正が浮くのは何が問題?原因と許容範囲と対処法
2025年9月18日
▼目次
透明で取り外しができるマウスピース矯正は、目立ちにくく、取り外しが可能な特性から、ライフスタイルに合わせやすいとされる歯列矯正の方法の1つです。しかし治療中に、「マウスピースが歯から浮いてしまっている」と感じることがあるかもしれません。この“浮き”は、見た目や装着感だけでなく、治療の進行にも影響を及ぼすことがあるため、正しく理解し、適切に対応することが大切です。今回は、マウスピース矯正中に浮きが起きる理由や、どこまでの浮きが許容されるのか、また具体的な対処法について整理して解説します。
1. なぜマウスピース矯正中に“浮き”が起きるのか
マウスピース矯正における“浮き”とは、マウスピースが歯にぴったりと密着せず、部分的に隙間が生じている状態を指します。この状態が起こる原因はいくつかあります。
<浮きの原因>
①歯の移動が予定通り進んでいない
治療計画通りに歯が動いていないと、マウスピースと歯の形状にズレが生じ、浮きが発生することがあります。特に、食いしばりや装着時間の不足によって歯の動きが遅れると、次のステップのマウスピースが適合しにくくなります。
②マウスピースの装着時間が足りない
マウスピースは原則として1日20時間以上の装着が推奨されています。装着時間が短いと、矯正力が十分に発揮されず、マウスピースが浮く要因となる場合があります。
③アタッチメントの脱落やズレ
歯の表面に取り付けられる小さな突起「アタッチメント」が外れたり、位置がずれると、マウスピースが安定せず、密着しにくくなります。
④新しいマウスピースへの交換直後
新しいマウスピースを装着した直後は、歯がその形にまだ適応していないため、数日間は浮きを感じることがあります。これは一時的な現象として見られることもあります。
⑤歯列や歯の形状の個人差によるもの
八重歯や歯列の湾曲が強い場合など、歯の形状によってはマウスピースの密着度に影響が出やすく、浮きが起きやすくなることがあります。中でも、前歯に近い側切歯(前から2番目の歯)は、浮きが起きやすい部位のひとつとされています。個人差が大きいため、治療中に気になることがあれば、早めに歯科医師へ相談することが大切です。
このような“浮き”が生じた場合には、そのまま放置せず、必ず歯科医師に相談することが重要です。
2. マウスピース矯正の許容される“浮き”と対処法
マウスピースが多少浮いているからといって、すぐに異常とは限りません。重要なのは、「どの程度の浮きなのか」「何日も続いているか」という点です。
①初日〜数日の軽度な浮きは許容範囲
新しいマウスピースに交換した初日から2〜3日は、歯が移動する準備段階のため、0.5mm前後の浮きが見られることがあります。この程度の浮きは許容範囲とされており、次第に馴染んでくることが多いです。
②1週間以上続く浮きは要注意
軽度な浮きでも、1週間以上経っても改善しない場合は、治療計画にズレが生じている可能性があります。放置すると、歯の移動が予定と異なり、後の治療工程に影響する恐れがあります。
③歯科医師への相談と再評価
浮きが気になる場合は、できるだけ早く歯科医師に相談しましょう。マウスピースの適合状態や歯の動きが確認され、必要に応じてアタッチメントの再装着や治療計画の調整が行われます。
④チューイーの使用による密着補助
「チューイー」とは、マウスピースと歯をしっかり密着させるために使用される、柔らかいシリコン製の補助具です。新しいマウスピースに交換した際などに、1日数回チューイーを噛むことで、浮きの軽減が期待できます。
⑤装着時間の見直しと記録
装着時間が不足しがちな方は、スマートフォンのアプリなどを使って、装着時間を記録・管理することが有効です。20時間以上の装着を意識して継続することが、治療の円滑な進行につながります。
⑥無理な自己判断は避ける
「少し浮いているから無理に押し込もう」「別のマウスピースを使ってみよう」などの自己判断は避けましょう。無理な対応は歯や装置に悪影響を与える可能性があります。治療は必ず歯科医師の指導のもとで進めることが基本です。
マウスピース矯正中に生じる“浮き”は、正しい対応をすれば大きな問題に発展しないことがほとんどです。大切なのは、違和感を放置せず、早めの確認と対処を心がけることです。
3. マウスピース矯正の“浮き”が続いた場合の治療への影響
マウスピース矯正中の“浮き”が長期間続いた場合、単なる装着感の問題にとどまらず、治療そのものに影響を及ぼす可能性があります。
①歯が計画通りに動かなくなる
浮きがあると矯正力が正確に伝わらず、歯が想定どおりに動かない原因になります。その結果、次のマウスピースが合わなくなる可能性があります。
②マウスピースの再作製が必要になる
計画からのズレが大きくなると、マウスピースを再設計・再作製する必要が出てくることがあります。追加の期間や費用が発生する可能性もあり、負担になるケースがあります。
③治療期間が延びるリスク
歯の動きが滞ると、治療完了までのスケジュールにも遅れが出る場合があります。例えば、12か月の予定が数か月延びるケースもあります。
④噛み合わせに影響することがある
一部の歯だけが偏って動くことで、噛み合わせに不均衡が生じる可能性があります。結果として、最終的な仕上がりに調整が必要になることもあります。
⑤モチベーション低下などの精神的負担
違和感や治療の遅れは、モチベーションの低下につながることがあります。装着時間が守られなくなるなど、さらなる影響を招くことも考えられます。
⑥歯科医師との定期的な連携が重要
違和感があった時点で歯科医師に相談することで、早期の軌道修正が可能です。マウスピース矯正は自己管理が求められる治療であるため、歯科医師との連携が結果に大きく影響します。
「少しの浮きだから」と軽視せず、早めに対応することが、計画どおりの治療と良好な結果につながります。
4. 恵比寿の歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科のマウスピース矯正
「目立つ矯正はイヤ…」「矯正って痛そう」「通院のたびにワイヤーを調整するのは不安」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
恵比寿にある歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科では、患者さんのライフスタイルに合わせた矯正歯科治療を行っています。
当院では、透明なマウスピースを使った「インビザライン矯正」を取り扱っています。
≪インビザライン(マウスピース型矯正装置)≫
「インビザライン」は、透明なマウスピースを使って歯並びを整えていく矯正方法です。
目立ちにくく、周囲に気づかれにくいのが特徴で、装置は取り外しも可能なため、食事や歯磨きも普段通り行えます。
納得して治療に進めるよう、治療前にはシミュレーションを行い、どのように歯が動いていくかを事前に確認できます。
また、ご希望の方にインビザライン矯正治療をスムーズに進めるための無料アプリ「My invisalign」をご提供しています。
「My invisalign」はアライナーの交換タイミングをお知らせ機能やアライナーの装着時間を記録、治療経過の記録や写真保存できるinvisalignの公式アプリです。
お家にいる間もできる限り治療をサポートできる体制を整えています。
※「My invisalign」はグループ医院の中で恵比寿I’s歯科・矯正歯科のみ、ご相談いただいた場合にご提供しております。
≪再矯正や部分矯正にも対応≫
「昔矯正したけど、また歯がズレてきた」
「全体ではなく前歯だけ整えたい」
こうした“後戻り”や“部分的な矯正”にも対応しています。
当院では患者さんの状態に応じて、矯正治療プランをご提案しています。
≪矯正中のむし歯・歯周病にも対応可能≫
矯正治療中にむし歯や歯肉のトラブルが起きた場合も、当院ではそのまま診療が可能です。
総合歯科医院として、矯正と一般歯科を一つの医院で対応できる体制を整えています。
マウスピース矯正をご検討の方は、まずはお気軽にご相談ください。
▼マウスピース矯正の詳細はこちら
大人の歯並び改善
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まとめ
マウスピース矯正は、透明で取り外し可能な特性から、日常生活に取り入れやすい治療方法のひとつです。しかし、治療中に“浮き”が生じたまま放置すると、歯の移動が計画通りに進まず、治療期間が延びるなどの影響が出る可能性があります。浮きが気になった際には、自己判断せず、早めに歯科医師へ相談することが重要です。
恵比寿周辺でマウスピース矯正をご検討中の方は、恵比寿I’s歯科・矯正歯科までご相談ください。
マウスピース矯正後のリテーナーは夜だけで効果ある?使用方法や注意点
2025年9月18日
▼目次
マウスピース矯正で歯並びを整えた後、歯が元の位置に戻ってしまう「後戻り」を防ぐためには、「リテーナー(保定装置)」の装着が必要です。中でも「夜だけリテーナーをつければいいのか?」という疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。特に仕事や学校、外出時に装着を避けたい方にとっては、夜間だけの使用で十分なのかは気になるポイントです。
今回は、マウスピース矯正後のリテーナー装着に関する基本情報から、夜間のみの装着が可能なケースや注意点、装着期間の目安、継続のコツまで詳しく解説します。
1. マウスピース矯正後のリテーナーは夜だけで効果ある?
矯正治療によって整えた歯並びは、治療後すぐは非常に不安定な状態です。そのため、歯が元の位置に戻ってしまう「後戻り」を防ぐためには、リテーナーの装着が欠かせません。
ここでは、「夜だけ」の装着が可能になる条件や注意点について解説します。
①矯正直後は夜だけでは不十分
矯正終了直後の歯は、まだ周囲の骨や歯ぐきの組織にしっかりと固定されていません。そのため、最初の数ヶ月〜半年間は、1日20時間以上のリテーナー装着が推奨されることが一般的です。この時期に夜間だけの使用にとどめてしまうと、「後戻り」のリスクが高まります。
②安定期に入ると夜間使用が可能になることも
歯の位置が安定してくると、装着時間を段階的に短縮する調整が可能になることもあります。歯科医師の診断によっては、日中の装着を減らし、夜間のみの使用へと移行できる場合もあります。特に保定期間が数年にわたる場合は、夜間の装着だけで歯並びを維持できるケースもあります。
③個人差があるため自己判断は危険
リテーナーの装着時間や使用方法は、歯の動き方や歯ぐき、骨の状態などによって異なります。自己判断で装着時間を短縮すると「後戻り」のリスクが高まるため、必ず歯科医師の指導のもとで調整しましょう。
④夜だけで済ませたい場合は事前に相談を
ライフスタイル上、日中の装着が難しい場合は、矯正治療を始める前に「夜間のみの保定が可能かどうか」について歯科医師に相談することが重要です。条件によっては、取り外し式ではなく、歯の裏側に固定する「固定式リテーナー」が提案されることもあります。
2. マウスピース矯正後のリテーナーの装着時間と期間の目安
リテーナーは、矯正治療で得られた歯並びを安定させ、「後戻り」を防ぐために欠かせないステップです。ここでは、治療後の時期ごとに推奨される装着時間と注意点について解説します。
①初期段階(保定開始から半年〜1年)
矯正直後の歯は動きやすく、1日20時間程度の装着が推奨されます。この時期は「食事と歯みがき以外は装着」が基本です。「後戻り」のリスクが高いため、しっかりと保定を行う必要があります。
②中期段階(1年〜2年目)
歯の位置が安定してくると、装着時間を夜間のみに短縮することが可能になる場合もあります。ただし、使用頻度を自己判断で下げすぎると、再び歯が動いてしまうおそれがあるため、歯科医師と相談しながら進めましょう。
③長期段階(2年目以降)
歯並びが安定していると診断された場合は、夜間のみ、または数日に1回の装着に移行することもあります。ただし、「後戻り」は数年経ってから起きることもあるため、長期的な装着が推奨されることが多いです。
④固定式リテーナーを選ぶケース
装着の手間やつけ忘れが心配な方には、歯の裏側にワイヤーを固定する「固定式リテーナー」が提案されることもあります。長期間にわたる保定が期待できますが、汚れがたまりやすくなるため、毎日のケアや歯科でのクリーニングが重要です。
⑤定期的な経過観察が必要
リテーナー使用中は、歯並びや装置の状態を確認するため、定期的な通院が欠かせません。破損や緩みがあると十分な効果が得られなくなるため、些細な異変でも歯科医師に相談することが大切です。
3. マウスピース矯正後のリテーナーを習慣化するコツと注意点
リテーナーは、継続して正しく使うことで保定効果が発揮されます。日常生活の中で無理なく習慣化するための工夫と注意点を紹介します。
①決まったタイミングで装着する
起床後や就寝前など、日常のルーティンに組み込むと装着を忘れにくくなります。特に歯みがきとセットで行うと、継続しやすくなります。
②目に見える場所に保管する
リテーナーを見えない場所にしまうと装着を忘れがちです。洗面所や枕元など、日常的に目にする場所にケースを置いておくと、使用意識が高まりやすくなります。
③リテーナーの清掃を習慣にする
装着前後に水洗いや専用洗浄剤で清潔に保つことが、口内環境の維持に重要です。ニオイや汚れがあると装着をためらってしまうため、衛生管理を習慣化することが使用継続につながります。
④外出先での対策を準備する
外出時に取り外す場合は、専用ケースの携帯を忘れずに。紛失や破損の防止につながります。さらに、携帯用の洗浄シートやスプレーなどを活用することで、衛生的な状態を保ちやすくなります。
⑤リテーナーの使用記録をつける
アプリや手帳に使用時間を記録すると、自分の取り組みが「見える化」され、モチベーション維持に役立つでしょう。
⑥トラブルがあればすぐ歯科医院へ
痛みや違和感、破損があるときは我慢せず、早めに歯科医院を受診しましょう。そのまま使い続けると「後戻り」だけでなく、口内炎や歯ぐきの炎症などのトラブルを引き起こすことがあります。
4. 恵比寿の歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科のマウスピース矯正
「目立つ矯正はイヤ…」「矯正って痛そう」「通院のたびにワイヤーを調整するのは不安」
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恵比寿にある歯医者 恵比寿I’s歯科・矯正歯科では、患者さんのライフスタイルに合わせた矯正歯科治療を行っています。
当院では、透明なマウスピースを使った「インビザライン矯正」を取り扱っています。
≪インビザライン(マウスピース型矯正装置)≫
「インビザライン」は、透明なマウスピースを使って歯並びを整えていく矯正方法です。
目立ちにくく、周囲に気づかれにくいのが特徴で、装置は取り外しも可能なため、食事や歯磨きも普段通り行えます。
納得して治療に進めるよう、治療前にはシミュレーションを行い、どのように歯が動いていくかを事前に確認できます。
また、ご希望の方にインビザライン矯正治療をスムーズに進めるための無料アプリ「My invisalign」をご提供しています。
「My invisalign」はアライナーの交換タイミングをお知らせ機能やアライナーの装着時間を記録、治療経過の記録や写真保存できるinvisalignの公式アプリです。
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「昔矯正したけど、また歯がズレてきた」
「全体ではなく前歯だけ整えたい」
こうした“後戻り”や“部分的な矯正”にも対応しています。
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矯正治療中にむし歯や歯肉のトラブルが起きた場合も、当院ではそのまま診療が可能です。
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マウスピース矯正後の歯並びを安定させるには、リテーナーの正しい使用が不可欠です。「夜だけで効果があるのか?」という疑問に対しては、治療の経過や歯の状態によって異なり、自己判断は避けるべきです。使用時間や期間を守ることで後戻りを防ぎ、美しい歯並びを維持できます。日常生活に組み込む工夫と定期的な管理を通じて、矯正の成果を長く保ちましょう。
恵比寿周辺でマウスピース矯正後のリテーナーについてお悩みの方は恵比寿I’s歯科・矯正歯科までお問い合わせください。
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